晩ごはんを「朝作って→夜仕上げる」という「2段階の支度」を実践しているイラストレーター・谷山彩子さんの、「青魚のアジアンサラダ」の段取りと献立を紹介します。晩ごはんの間近になって、一から料理を作るのは、意外に気力がいるものです。けれども、朝のうちにちょっとでも、晩ごはんの準備をすませておけば、気持ちの面でも料理の手間でも、だんぜんラクになります。
(『朝作って、夜仕上げる 段取りごはん』より)
青魚のアジアンサラダの献立
平日にふつうの揚げ物を作るのは忙しいけれど、揚げ焼きならば15分の仕上げでもいけちゃいます。朝の仕込みで青魚を切る時は、キッチンばさみを使うと簡単。もう少しボリュームをつけたい日には、大根と一緒にちくわなどの練り物を煮込んでも。
作り置き
できあがり
〈 朝と夜の段取り 〉
朝
◎青魚のアジアンサラダの仕込み/いわしを下味に漬け、クレソンをちぎる(約10分)。
◎大根煮の仕込み/大根を下ゆでする(約7~8分)。
夜
◎青魚のアジアンサラダの仕上げ/いわしを揚げて、クレソンをドレッシングで和えて、器に盛る(約15分)。
◎大根煮の仕上げ/味つけして煮込む(約15分)。
青魚のアジアンサラダの作り方
材料(2人分)
● いわし(開いたもの。またはあじ) | 3~4枚 |
● クレソン* | 1束 |
● 片栗粉 | 大さじ2 |
● ナンプラー | 少々 |
● 好みですだち、レモンなど | 各適量 |
● 油 | 適量 |
● A | |
・しょうが(すりおろし) | 1かけ分 |
・酒 | 大さじ4~5 |
・しょうゆ | 大さじ2 |
● B | |
・オリーブオイル | 大さじ1 |
・酢 | 大さじ2 |
・塩、こしょう | 各少々 |
*クレソン以外に、香菜やセロリを使ってもおいしい。
作り方
朝
1 いわしは尾を切り落とし、縦半分に切る。
2 Aをバットにまぜ、いわしを漬ける。
3 クレソンは洗って水けをきり、食べやすいサイズに手でちぎる。
夜
4 いわしに片栗粉をまぶす。フライパンに1.5~2cm程度の油を入れ、皮目からこんがりと揚げ焼きにする。
5 Bをよくまぜ、クレソンにかけてさっとまぜたら、器に盛る。4をのせ、ナンプラーをひとふりする。好みですだちをしぼる。
大根煮の作り方
材料(2人分)
● 大根 | 真ん中の部分7cm分 |
● めんつゆ | 適量 |
作り方
朝
1 大根は皮をむき3.5cm厚さの半月切りにして、面取りをする。鍋に入れ、かぶるくらいの水を加えて、すっかりやわらかくなるまでゆでる。粗熱を取り、水をはった保存容器に入れる。
夜
2 鍋に大根、ひたひたの水、めんつゆ(かけつゆぐらいの濃さ)を入れ、弱火で15分ほど煮る。
<撮影/馬場わかな 構成・文/石川理恵>
谷山彩子(たにやま・あやこ)
1966年生まれ。セツ・モードセミナーを卒業後、HBギャラリー勤務を経て、フリーランスに。暮らしまわりのモチーフを得意とし、『暮しの手帖』をはじめとする雑誌の挿し絵、書籍の装画、広告のイラストなど幅広いジャンルを手がけている。
http://taniyama3.tumblr.com/
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