• 作業や仕事の合間にも、気軽に指でつまめるサイズがうれしい「つまめる焼き菓子」。家ごもりのお供にぴったりな、小さくても贅沢な味わいです。今回は、黒糖ショートブレッド。歩粉・磯谷仁美さんに教えていただきました。
    (『天然生活』2013年2月号掲載)

    「黒糖ショートブレッド」のつくり方

    画像: 「黒糖ショートブレッド」のつくり方

    ザクザクとした歯ごたえが小気味いい、バターたっぷりの焼き菓子。くずれた切れ端は、ヨーグルトなどのトッピングにしても。

    材料(21×16.5×深さ3cmのバット1枚分)

    ● 薄力粉160g
    ● 全粒粉40g
    ● バター(食塩不使用)110g
    ● 塩1g
    ● 黒糖(パウダー)60g

    下準備

    ◎バターは1cm角に切り、冷蔵室で冷やしておく。

    つくり方

     フードプロセッサーにすべての材料を入れ、攪拌する。バターが全体に混ざり、ホロホロの状態になったら、オーブンペーパーを敷いた型に生地を入れる。指先で表面を平らにならすように押さえていく。

     160℃に予熱したオーブンで約40分焼く。オーブンから取り出し、型のまま冷ます。20分ほどして少し熱が残っている程度になったら、包丁で好みの大きさに切る(完全に冷めると、ボロボロとくずれやすくなるので注意)。

    デザートの店「歩粉」が提案する、小さくても満足できる味わいのお菓子

    デザートのお店「歩粉」でも、小さなお菓子を幾つかのせた「デザートプレート」を提案している磯谷さん。

    「いろんな種類のお菓子を、ちょこちょこつまむのって、すごく楽しいんですよね(笑)。小さくても満足できる味わいにするためには、ショートブレッドのザクザク感やマシュマロのねっちり感など食感に変化をつけたり、スパイスやナッツをしっかり効かせて味にアクセントをつけたりするといいと思います」

    そんな磯谷さんが最近、焼き型として注目しているのが、「野田琺瑯」のキャビネサイズのホーローバット。今回、提案したお菓子も、そちらを使用しています。ホウロウでなくても、同じくらいの大きさのステンレス製バットでも大丈夫。

    「手に入りやすい身近な台所道具ですが、実は焼き型としても活用できるんです。スティック状や正方形など、切り分け方を考えるのも面白くて。サイズ感もかわいいから、親しい人に『もしよかったら』と、気軽なおすそわけにも、とてもいいんです」




    〈料理/磯谷仁美 撮影/上山知代子https://www.ueyamachiyoko.com スタイリング/大橋利枝子 取材・文/田中のり子〉

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

    磯谷仁美(いそたに・ひとみ)
    京都・大徳寺のそばにあるデザートのお店「歩粉」店主で、素材の味わいを生かした、ほっとする味わいのお菓子づくりが人気。7年ぶりのレシピ本『歩粉のお菓子』(文化出版局)が2021年3月に発売。お店の営業については歩粉WebサイトのNewsページにて。
    https://www.hocoweb.com/news/

    画像: バターたっぷり「黒糖ショートブレッド」/歩粉・磯谷仁美さん|つまめる焼き菓子

    『歩粉のお菓子』(文化出版局)

    「歩粉」の店主、磯谷仁美さんによる7年ぶりのレシピ本

     

    『歩粉のお菓子』(文化出版局)|amazon.co.jp

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    この本では、アメリカやスウェーデンでの滞在を通じて見つけた新たなレシピや素材使い、また日本を離れて魅力を再認識した和素材を生かしたレシピがふんだんに紹介されています。素朴でほっとするおいしさなのに、どこにもない歩粉のお菓子の魅力が満載の一冊です。

    発売を記念して、京都のお店では、本に掲載されている「レモンとポピーシードのケーキ」、「グルテンフリーのプレーンスコーン」を含めた期間限定デザートセットを提供中。またオンラインショップにて、新刊とお菓子のセット販売も2021年4月3日まで受注受付中。 詳細は歩粉Webサイトでご確認ください。
    https://www.hocoweb.com/



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