気分があがる甘酒のフレンチトースト
今月は、甘酒を使った朝ごはんを紹介しています。今回は、ほんのりと甘酒の甘みが楽しめる、甘酒フレンチトーストを。
フレンチトーストは、卵液が中までしっかりしみ込んだ、ちょっとリッチなものが好きです。リッチといっても、前日の晩につけ込んでおくだけ。
仕込んでおけば、なんだか特別な気持ちになって、朝が楽しみになります。卵液に甘酒を入れることで、やわらかく、ふわりとやさしい甘みに仕上がり、朝から元気になれるフレンチトーストに。
つくるときのポイントは、厚切りのパンを半分に切ることと、ひと晩しっかりつけ込むこと。今回は、5枚切りのパンを使っています。厚めのパンも半分に切ることで、切り口からしっかりと卵液がしみます。
卵液をたっぷりふくんだパンは、取り出すときにドキドキするほどやわらかく、贅沢な食感に。甘酒のやさしい甘みはありますが、お好みでメープルシロップやはちみつをかけてどうぞ。季節のフルーツを合わせてもおいしいです。
そして、少し塩気がほしい時にはモンティクリストにしても。
モンティクリストは、フレンチトーストにハムやチーズを挟んだもので、カナダの朝食の定番です。甘酒フレンチトーストでつくると、ほどよい甘みと塩けでおいしく仕上がります。
焼くときにハムとチーズを挟み、フライ返しなどで少し押しながら両面同じように焼けばでき上がり。
甘酒フレンチトーストのつくり方
材料(2人分)
◎ 食パン(5枚切り) | 2枚 |
◎ 卵 | 1個 |
◎ 甘酒(ストレートタイプ) | 150ml |
◎ 豆乳(無調整) | 50ml |
◎ バター | 10g |
◎ メープルシロップ、はちみつ | 適量 |
つくり方
1 ボウルに卵を入れてよく溶き、甘酒、豆乳を加え混ぜる。
2 食パンは半分に切ってジッパー付き保存袋に入れ、1を加えて途中上下を返してひと晩つける。
3 フライパンにバターを溶かし、2のパンを入れ、弱火で5分ほど焼き色がつくまで焼く。上下を返してふたをして、さらに5分焼いて器に盛る。お好みでメープルシロップ、はちみつと一緒にどうぞ。
榎本 美沙(えのもと みさ)
料理家/発酵マイスター
広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったレシピ開発が得意。テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。
著書に、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会) amazonで見る 、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社) amazonで見る がある。
●Instagram:@misa_enomoto
https://www.instagram.com/misa_enomoto/
●YouTube:「榎本美沙の季節料理」
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