• これまでに足しげくスペイン各地の女子修道院を訪ね歩いてきたという、丸山久美さん。古くからスペインの修道院で食べつづけられ、今日まで伝わる、ふだんの料理が存在しています。丸山さんが修道女に教わった大切なレシピのなかから、春にふさわしい、そら豆と生ハムの炒めもののつくり方を教わりました。
    (『天然生活』2013年4月号掲載)

    そら豆と生ハムの炒めもののつくり方

    画像: そら豆と生ハムの炒めもののつくり方

    修道院の保存食として欠かせない生ハムの塩けが、そら豆と好相性。

    シンプルながら、春の代表選手、そら豆をおいしくいただく炒めもの。

    材料(4人分)

    ● そら豆(正味)130g
    ● 生ハム2枚
    ● オリーブオイル大さじ1

    つくり方

     そら豆は、さやから出して薄皮をむく。生ハムは食べやすい大きさに切る。

     鍋にオリーブオイルを入れて熱し、そら豆を弱火で3分ほど炒める。生ハムを加えて、さっと炒める。

    <料理/丸山久美 撮影/清水奈緒 スタイリング/大谷マキ 取材・文/花沢理恵>

    丸山久美(まるやま・くみ)
    料理家。東京生まれ。スペイン家庭料理教室「mi mesa」主宰。スペインのマドリードに14年間滞在中に、現地の料理を学ぶかたわら、修道院めぐりを始める。著書に、修道院お菓子のレシピをまとめた『修道院のお菓子』(扶桑社)がある。2021年3月25日に『バスクの修道女 日々の献立』amazonで見る がグラフィック社より発売。
    Instagram:@kuu_maru

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    天然生活の本『修道院のお菓子』(丸山久美・著)

    『修道院のお菓子 (天然生活の本)』(丸山久美・著/扶桑社刊)

    修道院のお菓子 (天然生活の本)』(丸山久美・著/扶桑社刊)

    amazon.co.jp

    スペインでは、中世の頃に修道女が試行錯誤を重ねて生み出したお菓子が、長い間愛されつづけてきています。いまでも、お菓子づくりをつくり続けている修道院があり、「修道女のお菓子」と呼ばれ大切にされています。「おいしいお菓子を売っている修道院はないかしら」と、旅行や遠出のたびに探し、出会った、素朴だけれど、繊細で質のよいお菓子たち。

    それから20年以上が経ちましたが、未だに一番つくっているのは修道院のお菓子。そんな、素材もシンプルでつくるのも簡単だけれども、飽きがこない修道院のお菓子50品を紹介します。



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