こんにちは、榎本美沙です。
5月はお疲れも出やすくて、もやっとしがちな時期。
そういう時は、甘いもので気分転換などいかがでしょうか。
今回はちょっと気分をととのえたいときにおすすめのさっぱりスイーツ、ひんやりあんみつをご紹介します。
発酵あんこで、ひんやりあんみつはいかがですか?
このあんみつにぜひ使っていただきたいのが、「発酵あんこ」。
こちらの「榎本美沙の発酵暮らし」の連載でも2月に「発酵あんこ」の記事をご紹介したのですが、たくさんの方に読んでいただいたと伺いました。
記事を読んでくださった方、作ってくださった方、ありがとうございます。
発酵あんこは、茹でた小豆と米麹で、お砂糖いらずで優しい甘味に仕上がるあんこです。
優しい甘さなので、たっぷり使えるのがうれしいところ。
トーストにたっぷりのせたり、バニラアイスに添えたりと、いろいろ楽しめます。
ちょっと気温も高くなってきたこの時期におすすめなのが、発酵あんこを使った、白玉あんみつです。
私はあんみつにフレッシュな柑橘をいれるのが好きです。
みかんの缶詰もおいしいのですが、生のフルーツはじゅわっとひろがる甘酸っぱさで、体に染み渡ります。
もしお好みの柑橘が手に入ればぜひお試しくださいね。
温かいお茶と一緒に、ほっこり楽しんでいただけたらと思います。
ひんやり白玉あんみつのつくり方
材料
◎ 粉寒天 | 2g |
◎ 白玉粉 | 50g |
◎ グレープフルーツ(果肉) | 1/2個分 |
◎ 発酵あんこ | 適量 |
◎ 黒蜜 | 適量 |
つくり方
1 〈寒天をつくる〉鍋に粉寒天と水250mLを入れ、混ぜながら中火にかけ、沸騰してきたら弱めの中火にして2分ほど煮る。
2 水で濡らしたバットに1を流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で30分程度、冷やし固める。1.5cm角程度に切る。
3 〈白玉をつくる〉1/4カップの水を用意し、白玉粉をボウルに入れ、水を少し残して加え混ぜる。残りの水を少しずつ加えて、耳たぶ程度になるまで調整しながら混ぜ、8等分にして丸める。
4 鍋にたっぷりの湯を沸かし、弱い沸騰状態で丸めた白玉を入れる。一度鍋底からはがすように混ぜ、2~3分茹でる。白玉が浮かんできたらさらに1分茹でて、冷水にとりぬめりを洗い流し、一度水を捨てて氷水で冷やす。
5 寒天、グレープフルーツ、白玉、発酵あんこを盛り付け、黒蜜をかける。
ポイント
●グレープフルーツは季節のフルーツや、みかん缶、黄桃缶などでも。
●〈黒蜜の作り方〉
黒蜜は黒糖で手作りできます。黒砂糖(大さじ3)、水(大さじ2)を鍋に入れ、木べらで混ぜながらとろみが出るまで加熱し、冷めたら完成。
榎本 美沙(えのもと みさ)
料理家/発酵マイスター
広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったレシピ開発が得意。テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。
著書に、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会) amazonで見る 、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社) amazonで見る がある。
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