海のこと
こんにちは。愛媛で小さな自給自足の暮らしを楽しむ、池田じゅんみです。
私たち家族の暮らしには、山と同じくらい大きな存在があります。
それが、海です。
移住にあたり、新居の絶対条件は、近くに、山と海があることでした。
そのおかげで、暑い日にはざぶーんと泳ぎに行ったり、涼しい夕暮れの砂浜で友達とおしゃべりを楽しんだり。海のそばで暮らすことで、日々の暮らしは楽しく、美しく彩られていきました。
やっとの週末に一日がかりで海へ出かけていた、都心での暮らし (土台)を経験したからこそ、いまの喜びに気づけたと思っています。
そして、少しでも時間をつくっては、せっせと釣りに出掛けます。朝行って帰宅して、昼寝してまた夜いくことも。それぐらい海釣りが大好きです。
釣れたときは、もちろん新鮮なお刺身とお酒で祝杯です。
移住してからは、釣りが超プロ級で海を熟知している夫の両親が先生。大事な風や潮の知識や、魚料理などを教えてもらっています。
数年前からは念願のSUP(スタンドアップパドルボードの略)も始めて、マリンスポーツも楽しんでいます。
7月に楽しむ、わが家の手づくり歳時記
自家製オイルサーディン
小さなイワシの群れに出合ったら、挑戦したいと考えていたオイルサーディン。そのときは突然やってきました。きゃほー。夜釣り万歳!
イワシは特に鮮度が落ちないよう帰宅してすぐ夫と手を動かし、材料も自家栽培のローリエ、鷹の爪、にんにくを使って、低温でじんわりと火をいれていきました。
初めての料理にぎこちない手つきで「それっぽいもの」がなんとなく完成し、どれどれと夫と味見……「うんまーい! 新鮮っておいしいなあ」と、ふたりでしみじみ。
ドキドキしながらつくった初めてのオイルサーディン。味以上に、自分たちで調理できたことに大満足したのでありました。
えごまの葉のキムチ「ケンニプ」
韓国料理のえごまの葉のキムチをケンニプといいます。辛い韓国料理が大好きで、渡韓のたびにヒントをもらい、いろんなメニューにチャレンジしています。
なかでもケンニプは、毎年つくるほどの大のお気に入り。もちろん、えごまの栽培から手がけます。
これさえあれば、ごはんが3杯軽々食べれてしまう、魅惑の漬物です(2杯でぐっとがまん)。
そのほかにも、焼肉にくるんで食べたり、刻んでスープに入れたり、真夏のわが家の食卓に欠かせない保存食です。白菜のキムチよりも、材料や工程もシンプルで簡単なんですよ。
あつ〜い夏の日に、涼しい室内で、細く刻んだ辛いケンニプを冷たいそうめんにのっけて食べる、韓国風そうめんなんてのはいかがでしょうか。
池田じゅんみ(いけだ・じゅんみ)
山愛好家。愛媛で家族と共に小さな自給自足の日々を送り、その様子をインスタグラムから楽しく発信。
Instagram:@junmiikeda