(『つるんと、のどごしのいいおやつ』より)
水寒天のつくり方
粉寒天と水だけでつくるこの上なくシンプルな寒天です。
旬の果物やシロップなどで甘み、酸味、香りなどを加えアレンジを楽しんで。
材料(17×13×高さ3cmのバット1枚分)
● 粉寒天 | 3g |
つくり方
1 鍋に粉寒天と水2カップを入れてよく混ぜ合わせながら中火にかけ、沸騰したら火を弱め2分ほど煮る。
2 1をバットに流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫に入れる。
3 2が固まったら冷蔵庫から取り出し、バットの内側にそってナイフを入れて1周し、まな板の上にバットを裏返して寒天を取り出す。
つるるんメモ
口に運ぶ大きさでも印象の変わる水寒天。小さくさいの目切りにしたり、大きくカットしてくずしながらいただいても。
ぶどうとすだちのマリネ水寒天のつくり方
ぱりっとした食感のシャインマスカットと。
黒ぶどうのこくのある甘みにすだちの酸味がよく合います。皮もすりおろして清涼感を。
材料(2人分)
● シャインマスカット | 4粒 |
● 黒ぶどう(ピオーネなど) | 4粒 |
● すだち | 1個 |
● はちみつ | 大さじ1/2 |
● 水寒天(上記参照) | 適量 |
つくり方
1 2種類のぶどうを5mm幅の輪切りにし、ボウルに入れる。すだちの果汁をしぼって加え、はちみつも加えてよくあえ、冷蔵庫で冷やしておく。
2 水寒天を1.5cm角に切って器に盛り、1をかけ、すだちの皮をすりおろしてかける。
本記事は『つるんと、のどごしのいいおやつ』(文化出版局)からの抜粋です
〈撮影/宮濱祐美子〉
中川たま(なかがわ・たま)
料理研究家。兵庫県生れ。アパレル勤務を経て、自然食料品店勤務の後、2004年ケータリングユニット「にぎにぎ」をスタートさせ、2008年に独立。現在は神奈川県・逗子にて夫と娘との3人暮し。月に数回、自宅で季節の野菜や果物を大切にした料理教室を開催。雑誌や書籍での、シンプルな器使いや洗練されたスタイリングも人気。近著『つるんと、のどごしのいいおやつ』(文化出版局)など、著書多数。
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寒天、ゼラチン、葛、白玉粉、アガーを使ったつるん、つるるん、ぷるん……と、のどごしのよさにこだわった冷たいおやつは、中川たまさんが得意とする少ない材料で簡単につくれるものばかり。果物やハーブ、スパイス使いも絶妙です。みずみずしさとつるんとした食感を併せ持った、毎日でも食べたいおやつを集めた1冊です。