最近は、夜7時まで明るいロンドン
みなさん、こんにちは。ロンドンのYukiです。
日照時間がすっかりと長くなり、この時期のイギリスは、夜7時くらいまで外が明るい時間が続きます。
「3月26日午前1時」と「10月29日午前2時」を境に、夏時間と冬時間が切り替わり、さらに、夏に向けてこれから日照時間が伸びていきます。ただ、活動的な季節のスタートとはいいつつも、過去には、サマータイムのこの時期に雪が降ったこともあったんですよ。
日によってコロコロと変化するイギリスの天気に体調も崩しがちなので、家族ともども健康面には気を付けています。
ヘルシーメニュー、オーツを使ったダイエット食
今回は、イギリス人が大好きなカレーと英国人には欠かせないオーツをアレンジした、あっという間につくれちゃう「カレー風味オーツリゾット」を紹介します。
オーツは、グルテンフリーのわが家にとってはとっても重要な存在。娘も、よく飽きないというくらい、朝ごはんはポリッジ(オートミール)に自家製きな粉とシナモン、仕上げは蜂蜜やデイツシロップをかけて食べています。
そのほか、クッキーやケーキづくりにもつかったり。3キロは常備しているかな。
しかも、オートミールの素となるオーツはお米やほかの穀物と比べて調理時間がとっても短いので、忙しいときにはもってこいの食材なんです。
イギリス文化とカレーのおいしい関係
今日は、イギリスの文化について、おしゃべりしたいと思います。
ここ、多民族国家のイギリスは、とてもたくさんの国籍の方が暮らしています。特に、インド系イギリス人の多さにはびっくりします。現総理も英国初のインド系イギリス人ですね。
そのためか、長い歴史から見ても、イギリス人にとってカレーは、とても親しみのある料理のひとつで、いまではまさに国民食。
インド料理のレストランはもちろん、料理本やレシピも、人気が高いんですよ。
そして、私の料理教室でも、カツカレーが大人気。市販のルーは使わずに、日本と、イギリスの調味料、インドのスパイスを混合して、和風カレーを教えています。
カレー雑学ですが、日本のカレー粉は、もともと、明治時代にイギリスからやって来たことがはじまりだったそうです。面白いですね。
Yuki流 カレー風味オーツリゾット

スパイス好きなわが家には、50種類以上のインド系、中東系、アジア系のスパイスが常備してます。
特に、レンズ豆のカレー「ダル」は、私の大好物で、今回のレシピはそこからヒントを得ました。レンズ豆より素早くできますので、忙しい私にとってこのレシピはわが家の定番。
今回は、カレー粉の基本のターメリック、クミン、コリアンダー、ガラムマサラなどを使ったレシピを紹介します(もちろん市販のカレー粉もしくはカレールーを代用しても構いません)。
一番のポイントは、 最後に味噌で仕上げること。とってもおいしいんですよ。

カレー風味オーツリゾットのつくり方

材料(4人分)
| ● オーツ | 1カップ |
| ● カレー粉 | 大さじ1 |
| ※市販のカレールーの場合は1片分(約20g) | |
| ● 玉ねぎ(みじん切り) | 中1/2個分 |
| ● にんじん(みじん切り) | 1/2カップ分 |
| ● 茎ブロッコリー、もしくは緑野菜 | 150g |
| ● 冷凍コーン | 1/2カップ分 |
| ● しょうが(みじん切り) | 小さじ2 |
| ● にんにく(みじん切り) | 2片分 |
| ● チキンストック | 3カップ分 |
| ● みりん | 小さじ1 |
| ● 味噌 | 約大さじ1・1/2 |
| ● 塩 | ひとつまみ |
| ● クミンシード | 小さじ1 |
| ● オリーブオイル | 大さじ2 |
| <A> | |
| ● ターメリック | 小さじ1 |
| ● クミン(パウダー) | 小さじ1 |
| ● ガラムマサラ | 小さじ1 |
| ● コリアンダー(パウダー) | 小さじ1 |
| ● 黒こしょう | 少々 |
つくり方

1 鍋を中火で熱しオリーブオイルをいれ、しょうが、にんにくを炒める。香りがでてきたら玉ねぎ、にんじんと、クミンシード、塩を加え、弱火で焦げないようにゆっくりと玉ねぎが透き通ってくるまで炒める。

2 1に、Aのスパイスをすべて加え 2分ほど香りが立つまで炒める。
3 別の鍋にチキンストックとオーツを加え、かき混ぜながら中火でひと煮立ちさせる。
4 2に3を加えて、煮立ってきたらコーンと、ひと口サイズに切った茎ブロッコリーを加えて木べらなどで混ぜながら5分ほど弱火でゆっくりと煮る。


5 4にみりんを加えて、ひと煮立ちしたら火を止めて、味噌を加え味をととのえる。味噌の量は好みで加減する。

Yuki Gomi(ごみ・ゆき)
料理家、料理講師、フードライター。日本生まれ日本育ち。2004年に渡英し、現在は建築家の英国人夫と一児の母としてイギリス・ロンドン在住。コルドン・ブルー 全科終了後、プライベートシェフからシカゴ、イギリスで日本食を広め、ヨーロッパ、中東などでも活躍。現在は「Yuki’s kitchen 料理教室」オーナー、イギリスの料理学校でのゲストシェフや現地の料理雑誌や新聞、ラジオやテレビにて活動中。元気が出る、ワクワクするようなレシピ。和食の旨みや現地の素材を活かした季節感のある食生活を、世界中のどこからでも可能にしたいのが夢。著書に『Sushi at Home』(ペンギン出版)あり。
HP:www.yukiskitchen.com
Instagram:@yukiskitchen
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