新しい年のはじまりを、手づくりのおせち料理でお祝いしてみませんか。 料理家の松田美智子さんのレシピなら、はじめての方でもおいしく安心してつくることができます。今回は、金運や勝負運を願う料理として扱われている「栗きんとん」のつくり方を教わります。
（『天然生活』2022年1月号別冊付録掲載）
（『天然生活』2022年1月号別冊付録掲載）
「栗きんとん」のつくり方
金運や勝負運を願う料理として扱われる栗きんとん。甘露煮を一度ゆでこぼすことで、栗本来の甘さが楽しめます。最後にくちなしの実を散らしてつややかさをプラス。
材料（4人分）
| ● さつまいも | 300g （厚めに皮をむき、正味200g） |
| ● 三温糖 | 40g |
| ● 栗甘露煮 | 10個 |
| ● 甘露煮蜜 | 1/4カップ |
| ● みりん | 1/4カップ |
| ● くちなしの実 | 1個 |
| ● あれば金粉 | 適宜 |
下準備
※栗甘露煮は塩少々（分量外）を加えた沸騰したお湯で、一度ゆでこぼす。
つくり方
１ さつまいもは2cm厚さに切る。くちなしの実はお茶の袋に入れてめん棒などでたたきつぶす。
２ さつまいもに三温糖をすり込み15分おく。水けが上がってきたら、さつまいもだけを取り出して鍋に入れ、１のくちなしを袋ごと入れ、沸騰した湯でゆでる。溶けた三温糖はとっておく。
３ やわらかくなったさつまいもを裏ごしし、厚手の鍋に入れる。２で取りおいた三温糖を戻し入れ、甘露煮蜜、みりんを加えて弱火で練る。
４ さつまいもに照りが出てきたら、下処理した栗の甘露煮を加え、さっと火をとおす。
５ 皿に盛りつけて、あれば金粉を散らす。
＜撮影／山田耕司＞
松田美智子（まつだ・みちこ）
料理研究家。日本料理をベースにした家庭料理教室を主宰。著書に『家庭料理は郷土料理から始まります。』（平凡社）、『季節の仕事』（扶桑社）など多数。インスタグラム：@michiko_matsuda
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
