食事をしたり、ゆっくりお茶をしたり、仕事をしたり。家族が集うダイニングテーブルからは、その家庭の個性が見えてきます。自慢のダイニングテーブルを「hal」店主の後藤由紀子さんに見せてもらいました。
(天然生活2022年10月号掲載)
(天然生活2022年10月号掲載)
伸びる、移動する。暮らしにフィットするテーブル
5年ほど前までは丸いちゃぶ台を愛用していた、後藤由紀子さん。そろそろ足腰のことを考えて、テーブルに替えようかと思っていたところ、『天然生活』の連載で訪れた東京・小金井のアンティークショップ「アンティークス・エデュコ」で運命の出合いをしたそう。
「オーバル形のものを探していたので、見た瞬間これだ! と。値段もお手頃で、質感も好みだったので即決しました」
このテーブルの魅力はなんといっても、伸長できることとキャスターが付いていること。
「夏は2階が暑いので、テーブルをささっと部屋の端に動かして、空いたスペースに布団を敷いて寝るんです。テーブルの配置換えが手軽にできるおかげで、ダイニングが寝室に早変わりします」
後藤さんのライフスタイルに寄り添って、移動したり伸び縮みしたり。これからもいろいろな表情を見せてくれそうなテーブルです。
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<撮影/近藤沙菜 取材・文/高田真莉絵 トレース/たまスタヂオ>
後藤由紀子(ごとう・ゆきこ)
生まれ育った静岡・沼津で器と雑貨の店を営む。やさしく、ほがらかな人柄が感じられるエッセイや、ファッションが人気。YouTubeチャンネル「後藤由紀子と申します。」では、おすすめアイテムなどを発信中。著書に『会いたい。東京の大切な人 私の愛するお店』『おとな時間を重ねる』(ともに扶桑社)など多数。インスタグラム@gotoyukikodesu
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです