あっ、と新鮮。ドライカレー弁当のレシピ

ふたを開けたときに「あ、カレーだ！」と楽しい気分になった思い出の味。

「カレー味って、子どもは大好きですよね。今回はドライフルーツを入れましたが、母はよく市販のチョコレートケーキなどのお菓子をお弁当箱の隙間に入れてくれました」

ドライカレーのつくり方

ひき肉にカレー粉で味つけした母の味を、大人好みにアレンジ。

材料とつくり方（つくりやすい分量）

みじん切りにした玉ねぎ1/2〜1個、にんにく1片を油大さじ1で炒める。牛ひき肉200gを加えて炒め、にんじん1/2本とりんご1/2個をすりおろして加える。しばらく煮て水分が飛んだら、カレー粉約大さじ2を入れ、塩適量、はちみつ少々で調味する。

ポテトサラダのつくり方

酢の代わりに加えたゆず果汁のさわやかな味と香りがアクセント。

材料とつくり方（つくりやすい分量）

１　じゃがいも4個を竹串が通るまでゆでて、皮をむき、すぐにつぶして、ゆず果汁大さじ4を回しかける。玉ねぎ1/4個を薄切りにし、じゃがいもが温かいうちに混ぜる。

２　にんじん1本（小）をゆでてからいちょう切りに、きゅうり1本は薄く小口切りにし塩もみをして水けをしぼる。りんご1/2個はいちょう切り、ハム5〜6枚は短冊切りにする。

３　１に２を入れ混ぜ合わせたら、好みの分量のマヨネーズ、塩、こしょうで調味する。

〈撮影／山川修一　取材・文／長谷川未緒〉

小川 糸（おがわ・いと）
小説家。2008年に『食堂かたつむり』でデビュー以来、30冊以上の本を出版。作品は英語をはじめ、さまざまな言語に翻訳され、『食堂かたつむり』はイタリアのバンカレッラ賞、フランスのウジェニー・ブラジエ賞の受賞も。著書に『とわの庭』（新潮社）など。

※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです