簡単でもうれしいカツサンド弁当のレシピ

カツは家で揚げることもあれば、お肉屋さんで買ってくることもあったけれど、ふだんとは違う華やかさがうれしかったそう。

「忙しいときの定番メニューでした。庭にびわ、柿、キウイの木があって、いちごも育てていたので、空間稼ぎにフルーツも入っていました」

カツサンドのつくり方

衣はサクサク、お肉はしっとり。ケチャップソースのカツサンド。

材料とつくり方（1人分）

１　薄力粉と水を2：1の割合でどろっと溶いたもの（適量）を豚ロース肉1枚に満遍なくつけ、パン粉をまぶし、じっくりと油で揚げる。

２　8枚切りの食パン2枚の片面をトーストし、トーストしていない面に辛子マヨネーズ（マヨネーズ小さじ1に練り辛子少量を混ぜたもの）をぬり、片方のパンにせん切りキャベツを適量のせる。

３　好みの分量の中濃ソースとケチャップを1：1の割合で混ぜ合わせ、とんかつにかけ、２にのせてもう片方のパンではさみ、しばらくおいてから半分に切る。

フルーツサラダのつくり方

切っただけより、目先を変えて。ちょっとしたデザートにも。

材料とつくり方（つくりやすい分量）

プレーンヨーグルト約大さじ3〜5をひと晩水切りしておく。ひと口大に切ったキウイ1個とりんご1/2個に、水切りヨーグルトをあえる。お弁当箱に入れたら、すき間にいちごを適量入れる。

〈撮影／山川修一　取材・文／長谷川未緒〉

小川 糸（おがわ・いと）
小説家。2008年に『食堂かたつむり』でデビュー以来、30冊以上の本を出版。作品は英語をはじめ、さまざまな言語に翻訳され、『食堂かたつむり』はイタリアのバンカレッラ賞、フランスのウジェニー・ブラジエ賞の受賞も。著書に『とわの庭』（新潮社）など。

※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです