• タレントとして活躍する麻木久仁子さんは、10年前の病気をきっかけに「薬膳」に出合いました。「健やかに生きる手立てとして、多くの人に広めたい」そんな思いから、現在は国際薬膳師や温活指導士として、健康を支える食のアイデアを発信中。今回は、そんな麻木さんに教わる体にやさしい一品、「鶏の黒ゴマ焼き」をご紹介します。

    黒ゴマたっぷり香ばしい!
    「鶏の黒ゴマ焼き」のつくり方

    高いアンチエイジング効果がある黒い食材、なかでもいちばんの多用食材が「黒ゴマ」です。

    鶏肉にたっぷりまぶして焼くと、パリッと香ばしい香りに食欲を誘われますよ。

    画像: 料理写真/伊藤高明

    料理写真/伊藤高明

    材料(2人分)

    ● 鶏もも肉300g
    ● 塩小さじ1/2
    ● しょうゆ小さじ1
    ● 酒小さじ2
    ● 黒ゴマ20g
    ● パセリ少々
    ● サラダ油大さじ2
    ● 衣
    ・小麦粉大さじ1
    ・水大さじ1
    ・マヨネーズ小さじ2

    つくり方

     鶏肉は2つに切り、塩を振って10分おく。水気を拭き、しょうゆ・酒をもみ込む。

     衣の材料をよく混ぜる。

     皮目と反対の面に薄く小麦粉(分量外)をはたき、を塗り、黒ゴマをまぶしつける。

    画像: 黒ゴマは、皮目の反対側にたっぷりとまぶします 料理写真/伊藤高明

    黒ゴマは、皮目の反対側にたっぷりとまぶします
    料理写真/伊藤高明

    画像: ゴマがはがれないように、やさしくなじませます 料理写真/伊藤高明

    ゴマがはがれないように、やさしくなじませます
    料理写真/伊藤高明

     フライパンにサラダ油を入れて熱し、鶏肉を皮目から入れ、蓋をして弱めの中火で8分程焼く。裏返してゴマのついた面を2分程焼く。

    薬膳効果

    【黒ゴマ】アンチエイジング効果。足腰の衰えや頻尿、耳鳴り、肌の乾燥、便秘などに。
    【鶏肉】気を補い、臓腑を温める。疲労時でも消化吸収が良い。虚弱体質にも。

    ポイント

    ・黒ゴマは焦げやすいので、まず皮目から焼いて八分通り火を通してから、黒ゴマの面を焼きます。火を弱くしてじっくり焼いてください。

    アレンジ

    鶏もも肉だけでなく、白身の魚でもおいしくできます。

    画像: アレンジ

    本記事は、『おいしい!かんたん!!温活薬膳レシピ』(毎日新聞出版)からの抜粋です。



    <料理/麻木久仁子>

    麻木久仁子(あさぎ・くにこ)
    1962年11月12日、東京都生まれ、学習院大学法学部中退。知性派タレントとしてクイズバラエティ番組を中心に出演する他、司会、コメンテーターとしても活躍。2010年に脳梗塞、2012年に初期の乳がんが見つかったことから、検診の大切さや自身の体験を、講演会や情報番組などで伝えている。そんな経験から食事を見直し、中でも「薬膳」に興味を持つ。その後、国際薬膳師、国際中医師の資格を取得。2020年には温活指導士の資格、2021年には登録販売者の資格も取得。タレント業の傍ら、食を通して「体を温め、免疫力を高める」という考えや食事などを多方面で提案している。著書に「おひとりさま薬膳』(光文社)など。

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