• 家庭料理家の本田明子さんに、春の山菜「根曲がり竹」の下ごしらえおすすめの食べ方を教わります。山菜は手間がかかる印象ですが、実は面倒な下ごしらえが不要で、かたい部分を取り除き、さっと火をとおせばOKのものも多数。手のかかるあく抜きがいるのは、ぜんまいやわらびくらいです。
    (『天然生活』2024年2月号掲載)

    下ゆでいらずでたけのこよりお手軽
    根曲がり竹

    「たけ」といいつつ、笹の仲間。

    一般的な孟宗竹のたけのこと比べると細くて小さいが、味は格別とされる。えぐみが少なく、ほのかな甘味が。

    下ごしらえをして水にひたせば、冷蔵で約3日保存可。

    画像: 下ゆでいらずでたけのこよりお手軽 根曲がり竹

    おすすめの食べ方

    精進揚げ、炊き込みごはん、煮ものなど、たけのこでつくる料理ならなんでも同じようにつくれる。

    ▼「根曲がり竹」を楽しむ季節のレシピはこちら

    「根曲がり竹とさば缶の味噌汁」のつくり方

    根曲がり竹の下ごしらえ

     先端を包丁で斜めに切り落とし、縦に切り込みを入れる。

     切り込みから左右に広げるようにして皮をむいていく。

     根元は、爪を立ててみて、爪が入らないかたい部分から下を切り落とす。

     切り分ける際、節のかたい部分があれば切り落とす(節抜き)。節のぎりぎり上まではやわらかく、節より下は包丁を当ててみて、スッと通る所で切る。あく抜きのための下ゆでは不要。

    画像: 根曲がり竹の下ごしらえ

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    「根曲がり竹とさば缶の味噌汁」のつくり方



    〈監修/本田明子 取材・文/福山雅美 イラスト/はまだなぎさ〉

    本田明子(ほんだ・あきこ)
    家庭料理家。小林カツ代の一番弟子として25年間助手を務め、料理の味、技、考え方を学び、2007年に独立。雑誌、書籍、TV出演、ウェブメディアなど、多岐にわたり活躍。シンプルで奥深い、簡単だけれど手を抜かないレシピが好評。『本田明子さんの さあ、なに食べよう。』(マガジンハウス)など著書多数。インスタグラム@honda_akko

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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