(『天然生活』2020年5月号掲載)
朝のちょこちょこ家事で楽しい夜の時間に備える
毎日を心地よく過ごすために、家事もはつらつと行うことが、伊藤さんのこだわりです。
「家にいるときも、必ずアクセサリーを着けています。そうすると、気持ちにスイッチが入るんです」
朝の家事は、10分単位で区切ってちょこちょこやるそう。
「私はだらだらやるのがダメみたい。飽きてしまって。今日は照明のシェードだけとか、椅子磨きだけとか、何事も興味が続くところまでやったら次のことへ移るようにしています」

人形やインテリアなどの見逃しやすい場所は、10分ずつ“ちょこちょこ拭き”
「家の掃除が終わったら、ゆっくりコーヒーやチャイを飲みながら庭を眺めてひと息つきます。やることはいっぱいあるので、あわてないように頭を整理するんです」
自らワクワクを見つけていく伊藤さんの朝には、幸せもいっぱい。いまの時季なら、よもぎなどの山菜が採り放題ねと、微笑みます。
「朝のうちに家事や用事をすませておいて、夜はゆったりと本を読んで過ごします。そうすると、心が落ち着いた状態で、一日を終えられるんです。だから、毎晩、寝床についたとたんに夢の中」
伊藤さんの朝の時間は、家事を楽しくこなし、心豊かに暮らすためのアイデアに満ちていました。
朝の段取りを助けるアイテム
お気に入りのコーヒーや道具で、朝に活力を与えて。伊藤さんが取り入れているお助けアイテムを紹介します。
● 黒竹でつくったはたき
正絹は、静電気でほこりを吸うため、はたきにぴったり。黒竹は、植木の添え木としても活用中。

● プフランツェンのコーヒー豆
コーヒー豆は、逗子の生豆のオーダー焙煎店で。開店当時に訪れてから、15年来のおつきあい。

〈撮影/大沼ショージ 取材・文/坂口みずき〉
伊藤千桃(いとう・ちもも)
1972年度ミス日本、元女優。子育てのために神奈川・葉山に移り、離婚後、宅配レストラン「桃花源」を営む。著書は『千桃流・暮らしの知恵』(主婦の友社)。

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