さまざまな薬効があり“万能薬”と呼ばれるヨモギ沖縄に暮らすかわしまようこさんに、ヨモギの入浴剤のつくり方を教えてもらいました。体を温める効果や殺菌作用があるヨモギは入浴剤にぴったり。浴槽の中で、体の気になる部分にヨモギが入った袋をあててみてくださいね。
(『天然生活』2020年8月号掲載)
(『天然生活』2020年8月号掲載)
体の外からヨモギでお手当て
植物研究家のかわしまようこさんに、ヨモギの入浴剤のつくり方を教えていただきました。
ヨモギの血行促進作用が冷えや腰痛、肩こりを改善。
殺菌作用があり、アトピー性皮膚炎やニキビなどの湿疹やかゆみの緩和にもよいといわれています。
煮出した煎液は、手浴や足浴にもおすすめです。
ヨモギの入浴剤のつくり方

つくり方
ヨモギをひとつかみ布に包んだり、巾着袋に入れて1~2Lの湯で5分ほど煮出す。乾かした葉は薬効を深め、生の葉はフレッシュな香りでリラックスできます。
使い方
袋ごと、煮出した煎液をバスタブに入れます。ヨモギが入った袋を肩や首、目にあてると、血行がよくなり、痛みや疲れが楽になります。
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▼かわしまようこさん「和のハーブ‟ヨモギ”のお手当て」記事一覧
〈文/かわしまようこ 撮影/大城 亘〉
かわしまようこ
沖縄在住。2000年より雑草にまつわる活動を開始。教室の開催や、雑草を生かした商品を制作。著書に『草と暮らす』(誠文堂新光社)など。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです