さまざまな薬効があり“万能薬”と呼ばれるヨモギ沖縄に暮らすかわしまようこさんに、ヨモギのインフューズドオイルのつくり方を教えてもらいました。マッサージオイルとして使うほか、軟膏やクリームの材料にも。
(『天然生活』2020年8月号掲載)
(『天然生活』2020年8月号掲載)
ヨモギの成分を移したオイル
植物研究家のかわしまようこさんに、ヨモギのインフューズドオイルのつくり方を教えていただきました。
ホホバオイルやごま油(白)などの植物油につけて、脂溶性成分を取り出すと、軟膏やクリームをつくる基剤になります。
ヨモギのインフューズドオイルのつくり方

つくり方
植物油に乾燥ヨモギをつけて、1カ月保存。もしくは、びんのふたを開けた状態で2時間ほど湯煎にかける。できたものをガーゼでこして完成。冷暗所で3カ月ほど保存可能。
※写真はガーゼでこす前の状態です。
使い方
肩や首、おなかなど、全身のマッサージオイルとして。血行をよくし冷えやこりを改善。痛みや疲れを和らげます。
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▼かわしまようこさん「和のハーブ‟ヨモギ”のお手当て」記事一覧
〈文/かわしまようこ 撮影/大城 亘〉
かわしまようこ
沖縄在住。2000年より雑草にまつわる活動を開始。教室の開催や、雑草を生かした商品を制作。著書に『草と暮らす』(誠文堂新光社)など。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです