(『天然生活』2022年7月号掲載)
プランターがなくても大丈夫! 手軽に楽しむミニ菜園
ベランダで野菜づくりを楽しんでいる、お笑いコンビ「たんぽぽ」の白鳥久美子さん。
園芸家の深町貴子さんを訪ね、ベランダ菜園の楽しみ方を教わりました。
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今回、とくに白鳥さんが目を輝かせていたのが牛乳パックプランターづくりです。
実はこれまで、何人もの友人にベランダ菜園を勧めましたが、ことごとく断られたそう。
「“プランターを買わないといけないんでしょ”という人が多くて。
でも、牛乳パックならどの家庭にもありますよね。つくる工程も簡単で子どもと一緒に楽しめる。
子どもに食育をしたいけれど、都会で畑を借りるのは無理だからと諦めていた友達に、これでできるよと、早くプレゼントしたいです」

また、牛乳パックのプランターを吊るすことで、壁が菜園に使えるという点も大きな発見でした。
「いままで、床に置くことしか考えていませんでした。壁も使えるなら、もっとたくさんの野菜を育てることができますね。壁一面をサラダバーにするのも夢じゃない。
ベランダ菜園はアイデアの宝庫というか、狭いからこそ工夫のしがいがあるんだなと思いました」

〈監修/深町貴子 撮影/近藤沙菜 イラスト/山下晶代 取材・文/小松﨑裕夏〉
白鳥久美子(しらとり・くみこ)
1981年生まれ。福島県出身。2008年に川村エミコとお笑いコンビ「たんぽぽ」を結成。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。天然生活webにて「白鳥久美子の手作り暮らし」を連載中。
深町貴子(ふかまち・たかこ)
園芸家。タカ・グリーン・フィールズ専務取締役。植物を育てることの楽しさや喜び、生態系の仕組みや不思議を独自の視点で語り、園芸の楽しさを広めている。YouTubeチャンネル「Horti」で園芸の動画を配信中。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです