洗い方や、干し方で、心地よさが変わります
タオルソムリエに聞く、“タオルを長持ち”させる方法
タオルはお洗濯を繰り返すと、ふっくら感がなくなったり、ゴワついたり、ニオイが気になったりと、気持ちよく使えなくなってしまいます。でも、洗い方や干し方に少し気をつけるだけで、長く使えるようになるのだとか。
そこで、『天然生活』編集部スタッフが訪れたのは、愛媛県今治市の老舗タオルメーカー「IKEUCHI ORGANIC(イケウチオーガニック)」の東京ストア。タオルソムリエ資格をもつ東京ストア店長に、タオルを長持ちさせる秘訣を教えてもらいました。

教えてくれた人:
「IKEUCHI ORGANIC」東京ストア店長 福山雅さん
“漢方アドバイザー、アロマセラピストの資格も持つタオルソムリエ”
「お洗濯や乾燥時のちょっとしたコツで、タオルはぐんと長持ちに。ぜひ実践してみてください」
知っておきたい、「タオルのお洗濯」4つのポイント
Point1 すすぎは、最低でも2回
「タオルの風合いが劣化するおもな原因は、洗剤などの成分が繊維に堆積することです。それを抑えるには、しっかりとすすぎを行うことが最も大切。最近では、『すすぎ1回でOK』と謳っている洗剤もありますが、すすぎは最低でも2回するのがおすすめです。
すでにすすぎを2回されているという方で、タオルのゴワつきやニオイが気になるなら、3回に増やしてみてください」

洗剤などの成分が蓄積すると、カビやニオイを招くことも
Point2 お水の量をたっぷりに
「洗剤成分の堆積を防ぐには、たっぷりの水でタオルを泳がせるように洗うのも効果があります。縦型洗濯機は、水量設定のできるものが多いので、自分で水量を調節して増やすようにしてください。
ドラム式など、水量設定の機能がない洗濯機なら、先にタオルを水でぬらしてから洗濯機に入れるといいですね。ほとんどの洗濯機は、洗濯物の重さをはかって自動で水量を設定するので、タオルに含んだ水の重さで水量が増えると思います」

水量設定がないなら、タオルをしっかり水でぬらしてから投入を
「また、温水機能のある洗濯機なら、40℃や60℃など温度を高めに設定すれば、すすぎがよりしっかりできておすすめです」

IKEUCHI ORGANIC 東京ストア
TEL:03-6427-7870/span>
営業時間:11:30~19:00
定休日:火曜日、年末年始
東京都港区南青山6-2-13 2F
インスタグラム:@ikeuchiorganic
https://www.ikeuchi.org//
〈撮影/星 亘 取材・文/諸根文奈〉
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