ヴィンテージや古道具、民芸品も
好きな道具と暮らす喜び
今回訪れたのは、古道具や手仕事をこよなく愛するHIBI SHUKA-日々手加-さん(@hibishuka)のご自宅です。

「好きなものは、国や時代、文化の垣根を超えて、手仕事の技が息づく道具や家具。木のアイテムに惹かれます」
そんなHIBI SHUKA(ヒビシュカ)さんの自宅には、自然の造形美が美しいアフリカなどのスツールや、中東やヨーロッパの繊細な手工芸品、もちろん日本の作家ものなど、異国文化あふれるアイテムが集まります。
好きなものに囲まれた暮らしには、どんな喜びや豊かさがあるのでしょう。
「目に入るだけでも嬉しいですし、使うたびに喜びがあります。ときどき、なぜこれが好きなんだろうって自問自答することも。自己分析もできて面白いですよ」
ひとり時間の特等席
ジョージ ナカシマのロッキングチェアでひと休み

ソファでくつろぐように、ゆらゆらとゆれるロッキングチェアに座り、本を読んだり、編み物を楽しんだり。
アイデアと工夫でカバー
HIBI SHUKAさんの収納アイデア
インドでつくられた“フランスの飾り棚”を主役に

「豆や雑穀などの乾物を収納しています。もともとは、インドでつくられていますが、フランスのオーナーが発注したもののようです。いろいろな国の文化がミックスされているようで、気に入って使っています」
美しいトルコブルーのような色合いが、インテリアのアクセントに。
おやつ入れは、古道具屋で見つけた“陶製の保存容器”

コルクの注ぎ口がついている容器のなかには、日々のおやつを。
「古道具屋で見つけた陶器です。コルク栓が簡易的だから液体というより、雑穀などの保存容器としてつくられたのかな……なんて、楽しく想像しながら使っています。中が見えないから、甘いものを食べ過ぎないようにという自制にもなっています(笑)」
“つっぱり棒”を活用し、オープンラックをDIY

「飾り棚が好きなんですが、わが家は壁に穴があけられない『賃貸物件』。そこで、つっぱり棒に板を取り付けて、そこにラックを釘打ちしています」
できないことは、アイデアと工夫でカバー。ここには「ごま」を入れた保存容器や、やちむんの急須などを並べて。
左上の美しく彫刻された木のスプーンは、北欧のヴィンテージ。結婚する娘にもたせる風習がある地方のものだそう。
“見せる”と“しまう”をバランスよく、調和させた飾り棚。
美しい“貝細工の小物入れ”には思い出の品を

「友人からの贈り物です。中学生の頃にはじめて自分が手づくりした、思い出のアクセサリーを大切にしまっています」
HIBI SHUKAさんのものづくり
マグネット
小さな陶のオブジェに磁石を取り付けたお手製のマグネット。
紙を貼ったり、飾りものとして使ったり。

〈撮影/星 亘〉
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「暮らしのおすそわけ」は、『天然生活』の読者のみなさまが手づくりしたものを紹介するコーナーです。
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天然生活2025年5月号では、台所の特集をしています。ぜひあわせてお楽しみいただけましたら幸いです。