来客がくつろげるアイデアがたくさん
HIBI SHUKAさんの“人が集まる家”の工夫

世界中の手仕事を見ていると、好奇心がムクムクと。どうやってつくるのかな、どんなふうにつくられているのかな、という興味から、自身もものづくりをすることが多いのだそう。
そんなときは、同じく手を動かすことが好きな友人たちを自宅に招き、一緒に楽しみます。
来客が多いHIBI SHUKAさんのリビング・ダイニングには、みんながリラックスして楽しめるアイデアがあちらこちらに。その一部を教えていただきました。
〈ウェルカムドリンク〉
北欧デザインでホットを常備

いつもセルフであたたかな飲み物を飲んでもらえるようにと、友人が集まるときはティーポットを用意します。
ティーキャンドルに火をつけ、ポットの中にはルイボスティーを。
「わが家のお客さまへの飲み物は、好きなときに飲んでもらえるようにセルフが基本。オレンジジュースなどはピッチャーに入れてカウンターに。コーヒーマシーンもリビング・ダイニングに置いています」
ガラスのティーポットは、北欧のデザイナー、シグネ・ペーション・メリンの作品。
〈ディスプレイウォール〉
つっぱり棒を活用してDIYで手づくり

HIBI SHUKAさんの自宅で目にする、つっぱり棒を使ったアイデア。
こちらのディスプレイウォールも、天井と床の間に収めたつっぱり棒を利用してつくられています。
「わが家の収納は、飾りながらしまうのが基本。トレイもコースターも使わないときは、オブジェとして目を楽しませてくれています」
工房ぐるりさんの作品や、高野繁廣さんのアイヌ工芸品など、お気に入りの木製トレイはフックでハンギング。
左下に貼り付けた刺し子のコースターは、旅先で出合ったレンテン族の作品。
〈ゲスト用のカップ〉
ヴィンテージのジャバラ扉式小物入れに収納

リビング・ダイニングに置かれたサイドボードの上には、コーヒーマシーンが置かれ、その隣には、すぐ手に取れるようにお客さま用のカップを常備。
「ジャバラ式の小物入れを使っています。基本は常にオープン状態に。やちむんのカップや、お砂糖入れなど、ゲスト用のティーセットの特等席です」
〈コースター〉
マジックテープを取り付けて、使うときに壁からペリッと

「ラオスの若い職人さんたちが、とても器用に模様を刺していたコースター。手仕事に感動し、旅先で購入しました」
こちらのコースターの後ろにはマジックテープを取り付けて、ぺたりと壁に飾れるようにアレンジ。使うときは、ここから外してテーブルへ。
〈トレイ〉
修繕しながら大切につくられているもの、使われていたものが好き



「工房ぐるりさんのトレイやフランスのヴィンテージのトレイです。手仕事の温もりを感じ、惹かれます」
HIBI SHUKAさんのものづくり
タイルトレイ
「骨董市で見つけたヴィンテージタイルを使いました。シンプルな木のトレイを別に手に入れ、タイルを並べ、目地材で仕上げて制作。いくつかつくり、ふだん使いしています」

〈撮影/星 亘〉
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