• 「チキンカレーは、材料を手に入れやすく、調理時間が短く済み、クセがなくスパイスを感じやすいことも魅力」と話すのは、カレー研究家の水野仁輔さん。本記事では、水野さんの著書『最強のチキンカレー』(家の光協会)より、スタンダードな風味の「チキンカレー」のつくり方を紹介します。

    スタンダードな風味の食べやすいチキンカレーのつくり方

    スパイスはごく基本的なものを組み合わせ、あっさり、さらさらとしたスープ仕立てに。

    くし形に切った玉ねぎをやわらかくなるまで蒸し煮にしてから、油で炒めるのがポイントです。

    こうすると、玉ねぎの甘味やうま味が引き出されます。

    画像: スタンダードな風味の食べやすいチキンカレーのつくり方

    ・こってり度:★
    ・さやわか度:★

    材料(3~4人分)

    ● 鶏もも肉(ひと口大に切る)500g
    〈マリネ用〉
    ・プレーンヨーグルト(無糖)200g
    にんにく(すりおろす)1片
    しょうが(すりおろす)1片
    ・塩小さじ1強
    〈パウダースパイスA〉
    ターメリック小さじ1/2
    レッドチリ小さじ1/2
    ● 玉ねぎ(くし形切り)大1個(250g)
    ● 植物油大さじ5
    ● ホールトマト100g
    〈パウダースパイスB〉
    コリアンダー小さじ2
    クミン小さじ1
    ● 水200mL

    下準備

    ・鶏肉にマリネ用の材料、パウダースパイスAをもみ込んでおく。

    画像: 下準備

    つくり方

     鍋に玉ねぎと100mLの水(分量外)を入れて火にかけ、煮立ったらふたをして、強めの中火で10分ほど煮る。

    画像1: つくり方

     ふたを開けて水分を飛ばし、油を加えてほんのり色づくまで中火で炒める。

     鶏肉を加え、表面全体が色づくまで炒める。

    画像2: つくり方

     ホールトマトを手でつぶして加え、パウダースパイスBを加えて3分ほど炒める。

     水を注いで煮立て、ふたをして弱火で15分ほど煮る。

    〈撮影/木村 拓(東京料理写真) スタイリング/池水陽子〉

    ※本記事は『最強のチキンカレー』(家の光協会)からの抜粋です。

    『最強のチキンカレー』(水野仁輔・著/家の光協会・刊)

    画像: スタンダードで食べやすい「チキンカレー」のつくり方。カレー研究家・水野仁輔さんの“基本のスパイス”でつくる最強のチキンカレー

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    自分好みのカレーに出合える味と香りのチャート、食材やスパイスの解説なども掲載。

    【もくじ】
    ● CHAPTER1 基本のチキンカレーと、カレーの「おいしい」をつくる要素
    ● CHAPTER2 好みの味で選ぶチキンカレー
    ・ハーブ香るグリーンチキンカレー
    ・夏野菜のドライチキンカレー
    ・やさしい豆のチキンカレー など
    ● CHAPTER3 手法や国で選ぶチキンカレー
    ・手法で選ぶ
    └短時間でできるチキンカレー
    └炒めるだけでつくるチキンカレー など
    ・国で選ぶ
    └北インドのチキンカレー
    └スリランカのチキンカレー など
    ● CHAPTER4 まだまだあります!チキンカレーレシピ


    水野仁輔(みずの・じんすけ)

    画像3: つくり方

    AIR SPICE/イートミー出版代表。1999年にカレー専門の出張料理集団「東京カリ~番長」を立ち上げ、それ以来、世界を旅しながらカレーにまつわるさまざまな活動を続けている。カレーやスパイスに関する著書は70冊以上、自費出版を含めると100冊以上になる。「カレーの学校」「カレーの料理教室」主宰。AIR SPICEでは、レシピ付きのスパイスセットを販売。
    http://www.airspice.jp



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