• 手づくり暮らし研究家の美濃羽まゆみさんに、手軽にできる「服のお直し方法」を教えてもらいました。穴があいてしまったり、色褪せてしまった服も、かわいく繕ったり、染め替えをすれば、味のある一着に。色合いを考えたり、チクチク縫う時間も楽しく、服への愛着が増すはずです。

    染め替えをお手軽に

    画像: 色褪せてしまった服や、コーディネートに悩む色の服は思い切って染め替えても

    色褪せてしまった服や、コーディネートに悩む色の服は思い切って染め替えても

    洗濯を繰り返して色が褪せたり、コーディネートが難しくてあまり手に取らない色柄の洋服は、思い切って染め替えてしまうのもおすすめです。

    私がお気に入りでよく使うのは、イギリスの家庭用染料「ダイロンプレミアムダイ」

    40~50℃のぬるま湯でも染めることができ、染料のほかに用意するものは塩とバケツ、手袋だけと手軽さも魅力。

    素材によっては染まりにくいものがありますが、木綿や麻などの天然素材は、1パックでおおよそTシャツ2枚分(ワンピースなら1枚)を染めることができます。

    たとえば履き込んで色褪せてしまった黒のパンツや、コーディネートに悩んでしまう色合いのニットなども、きれいに染めることができて長く着ることができました。

    FU-KOの洋服を購入いただいたお客様からのご要望で、染め替えをさせていただくサービスにもこのダイロンを使用。

    注意点は、淡い色→濃い色しか染められないこと。

    濃い色を淡い色に染めるのは難しいため、たとえば「オフホワイト→ペールピンク」、「ベージュ→オレンジ」、「グリーン→チャコールグレー」、「ブラウン→ブラック」のように染め変えるのがおすすめです。

    白い色から濃い色に染めると縫い糸が目立つことがありますが、それもまたかわいい表情になります。

    また、気になる色落ちについては、バケツに大さじ2杯ほどの塩を溶かしたお湯に一日つけておけばOK。強い色にはダイロンシリーズの「色止め剤」を使えばより安心です。

    画像: 染料は「ダイロンプレミアムダイ」がお気に入り。自宅で手軽に染められるのがうれしい

    染料は「ダイロンプレミアムダイ」がお気に入り。自宅で手軽に染められるのがうれしい



    〈写真・文/美濃羽まゆみ 構成/山形恭子〉

    画像: 長く使い続けるために、少しずつ

    美濃羽まゆみ(みのわ・まゆみ)
    服飾作家・手づくり暮らし研究家。京町家で夫、長女ゴン(2007年生まれ)、長男まめぴー(2013年生まれ)、猫2匹と暮らす。細身で肌が敏感な長女に合う服が見つからず、子ども服をつくりはじめたことが服飾作家としてのスタートに。

    現在は洋服制作のほか、メディアへの出演、洋裁学校の講師、ブログやYouTubeでの発信、子どもたちの居場所「くらら庵」の運営参加など、多方面で活躍。著書に『「めんどう」を楽しむ衣食住のレシピノート』(主婦と生活社)amazonで見る 、『FU-KO basics. 感じのいい、大人服』(日本ヴォーグ社)amazonで見る など。

    ブログ:https://fukohm.exblog.jp/
    インスタグラム:@minowa_mayumi
    voicy:FU-KOなまいにちラジオ

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