鄭玲姫さんの収納アイデア

作業台

家具作家にオーダーした作業台。

左右どちらからでも引き出せる鄭さん発案の浅い引き出しには、細々した道具や袋類が収まる。

引き出し

カトラリーの分類は、お菓子のケースや空き箱を巧みに利用して。

「食事の準備で取り出すときなど、誰が見てもわかるようにしています」

窓まわり

コンロ横の窓辺に木組みをはめ込み、愛用するざるを吊るして収納。

「ざるは軽いし、すぐに乾く。いいものを買えば何十年も持ちますよ」

コンロまわり

壁には京丹波の陶芸家に特注した茶色のタイルを配し、お気に入りの銅の調理道具をフックに掛けて収納。

「無機質な雰囲気より、温かみのある風合いが好きですね」

コンロ脇には粗塩や韓国味噌などの調味料を、かわいらしい陶器の壺に入れて。

「開けやすくて掃除も楽」

塩を入れた壺のふたは、市販の落としぶたを炙って風合いを出した。

＜撮影／伊藤 信　取材・文／山形恭子＞

鄭玲姫（チョン・ヨンヒ）
1998年に、京都市上京区にて李朝家具や陶磁器を設えたカフェ「李青」を開く。伝統茶など韓国の食文化を伝えるとともに、店内の一画で骨董や手仕事の日用品なども販売。京都市内の岡崎公園で毎月開催される「平安蚤の市」に出店することも。

※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです