身近な野草が秘めている驚くべき力を知り、心身のケアに生かす知恵を教わりました。今回は、「美し山の草木舎」代表の渡部康子さんとフローリストの木村美香さんに聞いた、草木舎で人気の野草のブレンドティーを紹介します。
(『天然生活』2020年8月号掲載)
(『天然生活』2020年8月号掲載)
こころおいしい
しそ茶の淹れ方
紅茶のように楽しめるしそ茶には抗アレルギーなどさまざまな健康効果が。
酸味を加えると、鮮やかなピンクに色が変化するのもかわいらしく、お茶の時間が楽しく盛り上がります。

淹れ方
1 飲む前に茶葉を軽く焙じることで、一段と香りが引き立つ。ポットに炒った茶葉を入れて、熱湯を注ぐ。

2 2分程度抽出し、湯のみに注ぐ。ゆず入りのはちみつなど酸味のあるものを加えると、アントシアニンと酸が反応して鮮やかなピンクに。レモン汁などでもよい。

3 しそ茶はしそジュースのようにクエン酸を加えないので、季節を問わず飲みやすい。

教えてくれた人

渡部康子さん(わたべ・やすこ)
「美し山の草木舎」代表。30代のときに家族で東京から美山に移住し、2010年に草木舎を立ち上げる。https://soumokutya.jimdofree.com/

木村美香(きむら・みか)
フローリストとしての知識やセンスを生かしつつ、奈良から草木舎に参加。薬草や染料を栽培し、“野山のはーばりすと”的な暮らしをしている。

草木舎の拠点は、昔ながらの日本家屋。
縁側から、美しい里山が一望できる。
手書き文字で書かれた、かわいらしい看板が目印。
<撮影/辻本しんこ 取材・文/野崎 泉、鈴木理恵(TRYOUT) >
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです