• 東京から北海道へ移住を決めた「あたらしい日常料理 ふじわら」の藤原奈緒さん。今ある肩書きにとらわれず、自分らしく軽やかに生きる。人生の転機を迎え、あたらしい自分に出逢っていく冒険の日々を綴ります。今回は、北海道の移住先・長沼町での“初めての家づくり”について。

    イメージを集めて、共有する

    大工さんとイメージを共有するために好きな家の写真をアルバムに入れて確認し合う。基本、リモートでやりとりしていたこともあり、これはかなりしっかりやりました。

    そのために家にあったインテリア雑誌を本気で読み込みました。何気なく見ているのと、これから家を作るのでは全然見え方が違ってくるものです。それから、すてきだなぁ、と思う友人の家も参考にしたり、話を聞いたり。

    画像: イメージを集めて、共有する

    細部を決める

    お風呂、シンク、洗面ボウルなどを決めるためにショールームにはこまめに行きました。ミラタップ、toolboxにはそれぞれ2回ずつ。お風呂は3社まわりました。

    わたしは仕事でもなんでも、大きな画をざっくりと描いたり、感覚で決めるのは得意。でも細部への落とし込みは苦手です。

    今回、家づくりと移住と仕事のことをひとりで進めるのはとても無理だと早々にパートナーと共有することに。彼も建築関係の仕事をしていることもあり、大工さんの言葉を翻訳してもらったり、図面に起こしてフォローしてくれたり。本当に助かりました。

    気になったことはしつこく

    「すみません、これやっぱりちょっと気になって。考え直してもいいですか?」と私は何度言ったでしょう。

    「まだなので大丈夫です!」「いつまでに決めてくれれば!」なぜかいつもぎりぎり間に合って、おかげでとても納得した形になったのですが、それもこれも、対応してくださった大工の中村さんがお心広く柔軟だったから。そして、ペースや相性が合った、ということかもしれません。

    画像: いつも壁紙の色を持ち歩いていた

    いつも壁紙の色を持ち歩いていた

    そんな感じでとても納得のいく家づくりができたのですが、鍵はやっぱりキッチンでした。その話はまた次回に!



    画像: 撮影/伊藤徹也

    撮影/伊藤徹也

    藤原 奈緒(ふじわら・なお)
    料理家、エッセイスト。“料理は自分の手で自分を幸せにできるツール”という考えのもと、商品開発やディレクション、レシピ提案、教室などを手がける。「あたらしい日常料理 ふじわら」主宰。考案したびん詰め調味料が話題となり、さまざまな媒体で紹介される。共著に「機嫌よくいられる台所」(家の光協会)がある。
    インスタグラム:@nichijyoryori_fujiwara
    webサイト:https://nichijyoryori.com/

    家庭のごはんをおいしく、手軽に。「ふじわらのおいしいびん詰め」シリーズは、オンラインストアと実店舗・全国の取扱店にて販売中。https://fujiwara.shop/


    This article is a sponsored article by
    ''.