• 一日3回、バランスよく食事をとるためにつくりおきを活用しているという栄養士今泉久美さん。いくつになっても元気な今泉さんが食べている、楽でおいしいつくりおきレシピを教わります。今回は、肉詰め作業も簡単な「丸ごとピーマンの肉詰め煮」のつくり方をご紹介。

    ピーマンの形を生かして
    丸ごとピーマンの肉詰め煮のつくり方

    ロールキャベツをつくるより簡単!

    ピーマンをケースにして肉だねを詰め、めんつゆで煮るだけの手軽さです。

    分量が多いようなら半量でおつくりください。

    画像: ピーマンの形を生かして 丸ごとピーマンの肉詰め煮のつくり方

    1人分(1/4量)
    エネルギー 212kcal
    塩分    1.8g
    たんぱく質 14.2g
    食物繊維  3.2g

    材料(4人分・12個分)

    ● 鶏ひき肉300g
    A
    ・塩小さじ1/3強
    ・こしょう少々
    ・粒マスタード小さじ2
    ・玉ねぎのみじん切り100g
    ・パン粉大さじ2
    ・卵小1個
    ・牛乳大さじ1~2
    ● ピーマン12個(へたつき1個30~35g)
    ● にんじん(3~5mm幅の輪切り)小1本(100g)
    B
    ・3倍濃縮めんつゆ、酒各大さじ2

    つくり方

     ピーマンはへたの周囲に切れ目を入れ、へたと種を除く(実が裂けたり、種やわたが残ってもいい)。

     ボウルにひき肉、Aを入れてよく練り混ぜ、かたければ牛乳を足して、ぽとりと落ちるようなやわらかめのたねをつくる。

     にスプーンでをしっかり口まで入れる(絞り袋を使っても)。

     口径21cmの鍋にをへたのほうを上に並べ、すき間ににんじんを入れる。熱湯2カップとBを加えて煮立て、ふたをして弱火で12分ほど煮る。汁に浸っていない部分は上下を返し、さらにピーマンがしんなりするまで3~6分煮る。ピーマンの肉詰めと汁を分けて手早く冷ます。すべて密閉容器に入れて保存する。

    memo
    鍋ごと冷やしたり、バットに広げたりして、手早く冷ましてから密閉容器に入れることがポイント。

    画像: 1食分三つが目安。もちろん一つずつ食べても

    1食分三つが目安。もちろん一つずつ食べても

    *保存期間:冷蔵で4〜5日

    ▼今泉久美さんのつくりおきレシピはこちら

    〈撮影/木村拓(東京料理写真) スタイリング/綾部恵美子 栄養計算/女子栄養大学栄養クリニック〉

    ※本記事は『栄養士が食べている 作りおき献立』(文化出版局)からの抜粋です。

    『栄養士が食べている 作りおき献立』(今泉久美・著/文化出版局・刊)

    画像: かんたん「まるごとピーマンの肉詰め煮」のつくり方。栄養士が食べている“ラクでおいしい”つくりおき/今泉久美さん

    amazonで見る

    ◆2つ、3つ組み合わせるだけで“食事バランスが整う”つくりおき◆

    健康を保つために、一日3回の食事に有効だったのが「つくりおき」と話す今泉久美さん。

    タンパク質の食材をまんべんなくとることを意識しながら、2~3品のつくりおきを組み合わせて、おいしく楽しく健康を保っています。

    そんな今泉さんが食べている、早く楽につくれておいしいつくりおきのレシピを紹介。

    献立の組み立て方や、プラスするだけで献立が整うお助け食材など、いくつになっても元気に過ごすための食事のヒントが満載です。

    【目次】
    ● 1章 筋肉を保ち、疲れない体をつくる
    ● 2章 骨を育て、貧血を防ぐ
    ● 3章 アンチエイジングと腸活に効く
    ● Column
    ・「刺身」の活用術
    ・「炊き込みご飯」のすすめ
    ・魚介の水煮缶をストック!
    ・骨を育てる副菜の「作りおき」
    ・貧血を防ぐ副菜の「作りおき」
    ・減塩サラダを など


    今泉久美(いまいずみ・くみ)

    画像: つくり方

    山梨県生まれ。料理研究家・栄養士。女子栄養大学栄養クリニック特別講師。おいしく簡単に作れて栄養バランスのいいレシピに定評がある。書籍、雑誌、新聞、テレビなど幅広い場で活躍。著書に『「ストウブ」でいつもの料理をもっとおいしく!』『鉄分とれれば元気できれいに!』『いくつになっても「骨」は育つ!』『腸活とフレイル予防に「みそ汁」』『「豆」を食べる習慣が体を守る!』(すべて文化出版局)など、多数ある。
    http://imaizumi-kumi.net
    インスタグラム@kumi_imaizumi0115



    This article is a sponsored article by
    ''.