• ワンピースやバッグなど、日々の作品づくりに草木染めを取り入れているテキスタイルデザイナー橋本杏菜さん。家庭で楽しめる草木染めを聞いたところ、夏に人気の“藍の生葉”を使った「藍染め」のやり方を教えてくれました。

    Step3 染める

     ボウルに不織布の袋を用意し、すぐにを移す。輪ゴムで袋の口を閉じ、染める生地がしっかり浸かる量の水を加える。

    画像1: Step3 染める
    画像2: Step3 染める

     生地を染色液に浸し、の袋と一緒にもみ出す(水に色素を溶け込ませつつ、生地を染めるイメージ)。力を入れすぎると袋が破けてしまうので、やさしく行う。
    ※手や爪に色が移ることがあるので、気になる場合はゴム手袋を着用してください(色が移っても数日かけて徐々に落ちます)。

    画像3: Step3 染める

    まんべんなく染まるように、ときどき生地を広げたり返したりしながらもみ出す。

    画像4: Step3 染める

    染まったところ。何度か染めることで次第に濃くなる。

    〈1回目〉

    画像6: はじめての「藍染め」家庭で手軽に楽しめる“藍の生葉”の草木染めの方法を詳しく解説/テキスタイルデザイナー・橋本杏菜さん

    〈2回目〉

    画像7: はじめての「藍染め」家庭で手軽に楽しめる“藍の生葉”の草木染めの方法を詳しく解説/テキスタイルデザイナー・橋本杏菜さん

    よく広げて、空気に触れさせて酸化させる。

    画像: 空気にふれさせて酸化させると、次第に青色に変化してくる

    空気にふれさせて酸化させると、次第に青色に変化してくる

    point
    色が薄いなと思ったら、葉の量を増やしてをくり返す。綿や麻の場合は、一度染めた後に再び濃染処理をしてもよい。

    また、グラデーションにしたい場合は、葉の量を増やし、濃く染めたい部分のみを染液に浸す。

    画像8: はじめての「藍染め」家庭で手軽に楽しめる“藍の生葉”の草木染めの方法を詳しく解説/テキスタイルデザイナー・橋本杏菜さん
    藍の生葉染めワークショップを開催!

    藍の生葉染めワークショップ

    夏限定! 新鮮な藍の生葉を使って、布や糸を爽やかな青色に染めるワークショップです。

    藍の収穫時期にしかできない、特別な草木染め。染めた毛糸で編み物をしたり、生地を使って縫製したり――世界にひとつだけの作品づくりに活かせます。

    シミがついて着られなくなった洋服も、染め直すことで生まれ変わります。アップサイクルとしてもおすすめです。

    夏休みの自由研究にもぴったり! 小学生のご参加も大歓迎です。

    ご予約・詳細はこちらから

    藍の生葉染めワークショップ
    開催日時
    ・8/23(土) 14:00〜16:00
    ・8/24(日) 11:00〜13:00/14:00〜16:00
    ・9/13(土) 14:00〜16:00
    ・9/14(日) 14:00〜16:00
    会場:台東デザイナーズビレッジ 213号室/2階交流サロン
    住所:東京都台東区小島2丁目9−10
    アクセス:地下鉄大江戸線・つくばエクスプレス「新御徒町駅」A4出口より徒歩1分/JR山手線「御徒町駅」北口より徒歩15分


    〈撮影/星 亘 文/太田菜津美(編集部)〉

    橋本杏菜(はしもと・あんな)

    画像: 〈ウールの糸〉before&after

    テキスタイルデザイナー。ロンドン芸術大学 Chelsea College of Arts にてテキスタイルデザインを学ぶ。帰国後、草木染め専門のブランドにて染色・ 商品開発を経験。2022年「annita artworks」を立ち上げ、現在は台東デザイナーズビレッジにてアトリエを構え活動する。
    HP:https://annita-artworks.myshopify.com/
    インスタグラム:@annita_artworks



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