(『天然生活』2013年10月号掲載、『天然生活web』初出2020年8月1日)
セミドライトマトのオイル漬け

半割りにして、低温のオーブンでゆっくり水分を抜き、トマトの甘味も酸味も凝縮させます。
オリーブオイルに漬けて、冷蔵庫で保存します。
材料(つくりやすい分量)
● チェリートマト | 100個(約1.3kg) |
● 粉砂糖 | 適量 |
● 塩 | 約大さじ1 |
● オリーブオイル | 適量 |
※冷蔵庫で2週間は保存可能。
つくり方
1 チェリートマトはへたを取り、洗って水けをふき、縦半分に切る。天板やパイ皿に、1を、断面を上にして並べ、130~150℃に熱したオーブンに入れ、5分加熱する。

2 いったんオーブンから取り出して、粉砂糖を茶こしを通してふり、再度、オーブンで5分加熱する。塩を全体にふり、さらにオーブンで40分~1時間、水分が完全に抜けきる手前くらいまで加熱する。

3 オーブンから取り出し、そのまま冷まし、粗熱が取れたら密閉容器に入れ、オリーブオイルを完全にひたるまで注ぎ、あればローリエ、タイム、ローズマリーなど好みのハーブを加えてふたをする。

セミドライトマトのオイル漬けを使って
「ブルスケッタ」のつくり方
バゲットにのせて、トラットリア風の前菜に

つくり方
バゲットにセミドライトマトのオリーブオイルをぬり、ドライトマトをのせ、粉チーズをかける。トースターで焼く。
<料理/松田美智子 撮影/川村 隆 取材・文/小松宏子>

松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を1993年より主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった保存食づくりを基本に、いまの時代に無理なく楽しめる季節の仕事を提案。著書に『65歳からの食事革命 』(文化出版局) amazonで見る など。
インスタグラム:松田美智子@michiko_matsuda/自在道具@jizai_dougu
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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