• 長年笹餅に愛情を注いできた桑田ミサオさん。ミサオさんはいろいろな漬物をつくります。パリパリ、ポリポリと、歯ごたえを楽しんで。今回は、「たくあん」のつくり方を伺いました。
    (『天然生活』2024年2月号掲載)

    ミサオさん流、津軽の漬けもの
    「たくあん」のつくり方

    画像: ミサオさん流、津軽の漬けもの 「たくあん」のつくり方

    大根は7~10日ほど風干しし、水分が抜けたものを用意してください。

    塩、酢、ザラメ糖を使って漬けます。

    材料(つくりやすい分量)

    ● 生干し大根15kg
    A
    ・米ぬか5kg
    ・塩105g
    (大根に対して7%の塩分濃度)
    ・酢700~800mL
    ・ザラメ糖500g
    ・たくあん漬けの素表示より控えめの分量

    つくり方

     ボウルにAを混ぜ合わせる。

     漬け樽に生干し大根を並べ、を適量ふる。これを何層かに重ねたのち重しをし、冷暗所で数日間漬ける。

     水分が上がってきたら重しを軽くし、さらに冷暗所で1カ月ほど漬け、大根の辛さがなくなったら食べ頃。

    画像: 歯触りよく、ほどよい酸味と甘みがある。津軽の漬けものの特徴は塩、ザラメ糖、酢で漬けること

    歯触りよく、ほどよい酸味と甘みがある。津軽の漬けものの特徴は塩、ザラメ糖、酢で漬けること

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    笹餅おばあちゃんの手でつくる暮らし(桑田ミサオ ・著/扶桑社)|amazon.co.jp

    天然生活の本
    『笹餅おばあちゃんの手でつくる暮らし』(桑田ミサオ ・著/扶桑社)

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    <撮影/衛藤キヨコ 構成・文/水野恵美子>

    桑田ミサオ(くわた・みさお)
    1927年青森県・津軽生まれ。保育園の用務員を退職後、60歳から農協の無人販売所で販売する笹餅をつくり始める。山に分け入って笹の葉を採り、材料のこしあんから全て手づくりする笹餅は、またたくまにおいしいと評判となり、75歳で本格的に起業。79歳で津軽鉄道「ストーブ列車」に乗りながら、車内販売を始めると、「ミサオばあちゃんの笹餅」として注目を集める。2020年には、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に、「たった一人で年間5万個の笹餅を作り続ける職人」として取り上げられる。平成22年度農山漁村女性・シニア活動表彰 農林水産大臣賞受賞。令和3年春の勲章 旭日単光章受賞。95歳で笹餅づくりを引退する。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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