• 長年笹餅に愛情を注いできた桑田ミサオさん。ミサオさんはいろいろな漬物をつくります。パリパリ、ポリポリと、歯ごたえを楽しんで。今回は、「きゅうりの1本漬け」のつくり方を伺いました。
    (『天然生活』2024年2月号掲載)

    ミサオさん流、津軽の漬けもの
    「きゅうりの1本漬け」のつくり方

    画像: ミサオさん流、津軽の漬けもの 「きゅうりの1本漬け」のつくり方

    水分が多いきゅうりはカビが生えやすいので、重しをすることが大事。

    冷蔵庫の中で漬けるとカビにくいです。

    材料とつくり方

    きゅうり(適量)を容器に入れて塩(塩分濃度20~30%)をふり、重しをのせて冷蔵庫に入れ10日以上漬ける。

    塩抜き(※)をしてからいただく(塩分濃度を高めることで保存が利き、塩抜きしたあと、緑色の鮮やかさが残る。食感もパリパリと歯ごたえのよいものに)。

    ※塩抜きの方法

    ボウルにきゅうりを入れ、水をたっぷり加える。水を何回か換えながら、好みの塩けになるまで水にひたして塩抜きをする。

    画像: きゅうりの1本漬けを薄く切り、だし昆布、少量の酢と砂糖を加えて調味した「きゅうりのパリパリ」

    きゅうりの1本漬けを薄く切り、だし昆布、少量の酢と砂糖を加えて調味した「きゅうりのパリパリ」

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    笹餅おばあちゃんの手でつくる暮らし(桑田ミサオ ・著/扶桑社)|amazon.co.jp

    天然生活の本
    『笹餅おばあちゃんの手でつくる暮らし』(桑田ミサオ ・著/扶桑社)

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    <撮影/衛藤キヨコ 構成・文/水野恵美子>

    桑田ミサオ(くわた・みさお)
    1927年青森県・津軽生まれ。保育園の用務員を退職後、60歳から農協の無人販売所で販売する笹餅をつくり始める。山に分け入って笹の葉を採り、材料のこしあんから全て手づくりする笹餅は、またたくまにおいしいと評判となり、75歳で本格的に起業。79歳で津軽鉄道「ストーブ列車」に乗りながら、車内販売を始めると、「ミサオばあちゃんの笹餅」として注目を集める。2020年には、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に、「たった一人で年間5万個の笹餅を作り続ける職人」として取り上げられる。平成22年度農山漁村女性・シニア活動表彰 農林水産大臣賞受賞。令和3年春の勲章 旭日単光章受賞。95歳で笹餅づくりを引退する。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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