• 手づくり暮らし研究家の美濃羽まゆみさんに、体を健やかに整える「自然のお手当て」を教えてもらいました。少しでも体の調子がおかしいな?と思ったら早めの予防と手当てを。植物や食材など、暮らしの身近にあるものを使い、体を健やかに保つ方法をご紹介します。

    台所にある材料でできる手当て

    さて、ここからは、実際に体調不良になりそうなときのわが家の対処法です。

    1.粗塩の湿布

    風邪をひいてしまってのどの痛みがひどいときは、まず粗塩の湿布を用意。粗塩を200gほど、鉄のフライパンで乾煎りしてさらさらになるまで熱します(高温になりすぎないよう、茶色く色づく前に火を止めてください)。

    温めた粗塩をガーゼやさらしで包み、さらに手ぬぐいや薄手のタオルで包んでのどにあてます。じんわり20~30分ほど温熱が続き、温度が下がるにつれてほんのり痛みがひいていくのを感じます。

    もちろん、塩は繰り返し使えます。湿布用にとっておくか、野菜調理などの下茹での際に活用してくださいね。

    画像: 粗塩の湿布。いつでも使えるように、塩、さらし、手ぬぐいのセットで常備している

    粗塩の湿布。いつでも使えるように、塩、さらし、手ぬぐいのセットで常備している

    2.大根のはちみつ漬け

    熱がひいたあとのヒリヒリとしたのどの痛みには、水あめやはちみつに、きんかんや大根を漬け込んだものを。

    量は適当で大丈夫で、きんかんなら半分に割ったもの、大根なら短冊切りにして水あめやはちみつをまんべんなくかけて清潔な瓶などに入れておきます。冷蔵庫で半日ほど漬け込むと浸潤してくるので、とろりとした液をそのまま飲むか、白湯などで薄めていただきます。

    劇的に効果があるわけではありませんが、繰り返し飲んでいるとほんのり痛みがやわらいできます。

    画像: 大根のはちみつ漬け。最後に残った大根は、煮ものや炒めものの具材に

    大根のはちみつ漬け。最後に残った大根は、煮ものや炒めものの具材に



    〈写真・文/美濃羽まゆみ 構成/山形恭子〉

    画像2: 早めの「手当て」で健やかに

    美濃羽まゆみ(みのわ・まゆみ)
    服飾作家・手づくり暮らし研究家。京町家で夫、長女ゴン(2007年生まれ)、長男まめぴー(2013年生まれ)、猫2匹と暮らす。細身で肌が敏感な長女に合う服が見つからず、子ども服をつくりはじめたことが服飾作家としてのスタートに。

    現在は洋服制作のほか、メディアへの出演、洋裁学校の講師、ブログやYouTubeでの発信、子どもたちの居場所「くらら庵」の運営参加など、多方面で活躍。著書に『「めんどう」を楽しむ衣食住のレシピノート』(主婦と生活社)amazonで見る 、『FU-KO basics. 感じのいい、大人服』(日本ヴォーグ社)amazonで見る など。

    ブログ:https://fukohm.exblog.jp/
    インスタグラム:@minowa_mayumi
    voicy:FU-KOなまいにちラジオ

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