服の数を減らして、春夏秋冬にうまく着まわすには? 好きな服や手づくり服を大切に着るDARUMAデザイナーの牧野貴子さんに、年間のクローゼット計画を伺いました。定番のアイテムを通年で着まわしていると話す牧野さん。自作のニットや小物を差し色やアクセントに取り入れることで、いつもの着こなしに遊び心が加わります。
(『天然生活』2024年10月号掲載)
(『天然生活』2024年10月号掲載)
牧野さんの年間クローゼット計画
牧野さんの服グラフ

春・夏
● カットソー(Tシャツなど半袖) | 3枚 |
● ブラウス、シャツ(半袖) | 4枚 |
● タンクトップ、キャミソール | 2枚 |
● ワンピース | 2枚 |
● スカート | 1枚 |
● パンツ | 2枚 |
● ジャケット | 1枚 |
エアコンが効いた社内に長時間いることが多いため、夏でもほぼ長袖や七分袖。
トップス、ボトムスともに通年で着るものが多く、半袖のカットソーやシャツなど夏限定のアイテムは少なめ。
「シンプルで着心地がよく、暑い時季もきちんとして見えるスタイルが好きですが、素材感やシルエットにひとくせあるアイテムを取り入れることも」
秋・冬
● カットソー(長袖) | 2枚 |
● ブラウス、シャツ(長袖) | 2枚 |
● セーター(プルオーバー) | 15枚 |
● カーディガン | 5枚 |
● パーカ | 1枚 |
● ワンピース | 1枚 |
● スカート | 2枚 |
● パンツ | 2枚 |
● ジャケット | 2枚 |
● コート(薄手) | 1枚 |
● コート(厚手) | 2枚 |
● ジャンパー | 1枚 |
● 巻き物(ウールやカシミヤ) | 5枚 |
ワードローブの約30%をニットが占め、このほかに手編みのショールやミトン、帽子もたっぷり。
「いまもお気に入りのパターンのプルオーバーを編んでいて、同時進行で小物も編んでいます」
白のセーターやベストは着まわししやすいため、たくさん編んで活用しているそう
通年
● カットソー(長袖) | 7枚 |
● ブラウス、シャツ(長袖) | 5枚 |
● ニット(プルオーバータイプ) | 3枚 |
● カーディガン | 2枚 |
● ワンピース | 2枚 |
● スカート | 4枚 |
● パンツ | 2枚 |
● デニムパンツ | 3枚 |
● ジャケット | 1枚 |
● コート(薄手) | 2枚 |
長袖のカットソーは最多アイテム。
コットンなどの自然素材で、ゆったりめのサイズを選ぶことが多い。
スカートやワンピースより、どちらかといえばデニムパンツやサロペットスタイルが好きで、着まわしの頻度も高め。
「ラックにはいろいろ並んでいるけれど、手に取るものはなんとなく決まってきますね」
最近はジャンプスーツといった新顔も、着まわしアイテムのレギュラーに
<撮影/ヨシダダイスケ、取材・文/野崎 泉、鈴木理恵>

牧野貴子(まきの・たかこ)
「DARUMAの糸」で知られる、横田株式会社デザイナー。季節ごとの商品企画から、ウェブサイトや書籍、SNSの発信まで手がけ、ハンドメイドでおしゃれを楽しむヒントを提案している。www.daruma-ito.co.jp/
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです