(『天然生活』2020年9月号掲載/『天然生活web』初出2020年10月23日)
志麻さんの台所時間「ふだんの段取り」

食器用洗剤とスポンジがあらゆる掃除の基本。シンクやコンロもこれで
調理スタート
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調理しながら片づける
道具を使ったらなるべくすぐ洗う。「その後の作業を考えながら、また使うものは出しておき、ピーラーなど、もう使わないとわかっているものは、都度、片づけます」
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料理が完成
五徳を洗いコンロをふく
台所はきれいな状態
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食事
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食器を洗う
食器を油の少ないもの、多いものに分け、油の少ないものから洗う。洗剤をむだにしないためのひと工夫。熱いお湯で洗うと汚れも落ちやすい。洗ったらすぐふいてしまう

洗ったら早めにふくため、水切りかごは使わない。ざるで代用
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ざるを片づけ

シンクの水道の蛇口と壁の間にざるを立てて、よく乾かす
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コンロをふく
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調理台をふく
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シンクをふく
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乾いたキッチンペーパーでシンクをふいて仕上げる
〈撮影/有賀 傑 取材・文/嶌 陽子〉

タサン志麻(たさん・しま)
大阪あべの・辻調理師専門学校、同グループ・フランス校を卒業。ミシュランの三ツ星レストランでの研修を修了して帰国後、老舗フレンチレストランなどに15年勤務。結婚を機に、フリーランスの家政婦として活動開始。各家庭の家族構成や好みに応じた料理が評判を呼び「予約がとれない伝説の家政婦」としてメディアから注目される。現在は家政婦の仕事に加えて、料理イベント・セミナーの講師や、地方の特産物を活かしたレシピ考案など多方面で活動中。フランス人の夫、2人の息子、2匹の猫と暮らしている。主な著書に『厨房から台所へ 志麻さんの思い出レシピ31』 amazon.co.jp(ダイヤモンド社)、『志麻さんちのごはん』 amazon.co.jp(幻冬舎)、『ちょっとフレンチなおうち仕事』 amazon.co.jp(ワニブックス)、『志麻さんのベストおかず』 amazon.co.jp(扶桑社)など。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです