• ドライブの休憩場所にとどまらず、グルメや温泉、買い物、観光、遊び、宿泊などの魅力を増し、注目度急上昇の道の駅。1,230もある道の駅の中から、海の幸・山の幸がそろう中部地方で、ドライブ旅行にピッタリな産直市場が大充実の道の駅を、道の駅のプロに選んでもらいました。

    器の里で味わう香ばしい“瀬戸焼きそば”。焼き物文化にふれる道の駅「瀬戸しなの」(愛知県瀬戸市)

    浅井さん次のオススメは、愛知県瀬戸市の道の駅「瀬戸しなの」

    「『産直とれたて市場』では、地元野菜が豊富に並びます。

    とくに3月中旬から5月までの山菜がおすすめ。

    肉コーナーもあり、豚肉の旨みと甘みが感じられる『瀬戸豚』は柔らかい赤身でジューシーな脂身が特徴で、こちらもおすすめです」

    画像: 直売所では旬の野菜が購入でき、とくに3月中旬から5月までは山菜がおすすめ

    直売所では旬の野菜が購入でき、とくに3月中旬から5月までは山菜がおすすめ

    瀬戸市は、1000年以上の歴史を持つ日本有数の陶磁器の産地です。

    いわゆる「せともの」という言葉の語源であり、瀬戸で焼かれる陶器や磁器の総称が「瀬戸焼」です。

    そんな焼き物の町にある道の駅には「品野陶磁器センター」が併設されています。

    画像: 道の駅の向かいにある品野陶磁器センターでは陶磁器の展示販売をするほか、建物内には陶芸教室もあり

    道の駅の向かいにある品野陶磁器センターでは陶磁器の展示販売をするほか、建物内には陶芸教室もあり

    ここでは、地元窯元による器を販売するだけでなく、陶芸体験も楽しめます。電動ろくろや手びねりなどで、自分だけの器を作ることができ、焼き上がった作品は約1カ月後に自宅へ届きます。

    旅の思い出が、時間を経て手元に届くという楽しみ方ができます。

    また、焼き物の魅力を「使って」感じられるのが、道の駅内のレストラン「せとめし食堂」で提供される「瀬戸焼きそば」です。

    名前の通り、瀬戸焼の器に盛られて提供されます。

    蒸し麺ならではのもちもちとした食感に、甘めのソースが絡み、シンプルながらもしっかりとした味わいです。

    そして、陶器の器が料理のおいしさをいっそう引き立ててくれます。


    DATA/道の駅「瀬戸しなの」

    画像: DATA/道の駅「瀬戸しなの」

    住所/愛知県瀬戸市品野町1-126-1

    設備/軽食・レストラン=〇 産直市場=〇 温泉(入浴施設)=× 足湯=× 宿泊施設=× キャンプ場=× RVパーク=× ドッグラン=× 観光案内所=〇

    <撮影/浅井佑一 取材・文/浅井佑一、天然生活web編集部>

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    画像2: DATA/道の駅「伊豆月ヶ瀬」

    浅井佑一(あさい・ゆういち)

    キャンピングカー専門誌『オートキャンパー』編集部を経て独立。現在は旅とキャンピングカーをテーマに活動するフリーライター。2014年3月よりキャンピングカーでの車中泊旅をスタートし、2年3カ月かけて全国の道の駅1,059カ所を制覇。その後も新設された道の駅を継続的に訪れ、現在は2度目の道の駅制覇の旅の途中。道の駅、車中泊、キャンピングカー旅の第一人者として、雑誌・書籍・メディア出演など幅広く活躍中。最新の著書『道の駅コンプリートガイド2026』(扶桑社)が発売されたばかり。

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