• 旬を迎えた食材は、甘味やうま味が濃厚で香りも豊か。そのおいしさを存分に味わえるよう、それらを丸ごと使った、これからのホリデーシーズンにもぴったりな華やかなお菓子たちです。今回は、お菓子研究家の本間節子さん「焼きりんごプリン」のつくり方を教わります。
    (『天然生活』2024年12月掲載)

    「焼きりんごプリン」のつくり方

    画像: 「焼きりんごプリン」のつくり方

    くりぬいたりんごを器にして、まるごと焼いたプリン。

    ジューシーなりんごの風味が格別です。

    材料(4人分)

    ● りんご(小)4個(1個約225g)
    A
    ・レーズン20g
    ・砂糖20g
    ・ラム酒小さじ2
    ・バター(食塩不使用)5g
    ● 卵1個
    ● 砂糖(*)30g
    ● バニラビーンズ(あれば)2cm
    ● 牛乳70mL
    ● 生クリーム60mL

    *砂糖は好みのものを。今回は「きび砂糖」を使用。

    下準備

    ● りんごはよく洗い、水けをふき取る。

    ● オーブンを160℃に予熱する。

    つくり方

     りんごは上部1~2cmのあたりを切る(ふたになる)。下部は皮から1cmほど果肉を残しながらスプーンなどでくりぬく(器になる)。くりぬいた果肉は、種や芯を取り除いて1~2cm大に切る。

     フライパンにAのくりぬいた果肉を入れ、中火でやわらかくなるまで炒めて水分を飛ばす。

     ふた用も器用もともに、りんごの表面にバター適量(分量外)を薄くぬる。器用はアルミホイルで覆って天板に並べ、を均等に入れる。天板のあいている部分にオーブンペーパーを敷き、切り口を下にしてふた用を並べる(写真参照)。

    画像: りんごをくりぬき、器とふたに。器はアルミホイルで覆うと安定し、火のとおりもいい

    りんごをくりぬき、器とふたに。器はアルミホイルで覆うと安定し、火のとおりもいい

     ボウルに卵と砂糖、あれば切り込みを入れてしごき出したバニラビーンズの種を入れ、泡立て器でよく混ぜる。牛乳、生クリームを加えてさらに混ぜる。

     のりんごの器にを注ぎ入れ、160℃のオーブンで30~35分焼く。焼き上がったら、皿にそっと移し、りんごのふたを添える。



    <料理/本間節子 撮影/山川修一 取材・文/平山祐子 スタイリング/阿部まゆこ>

    本間節子(ほんま・せつこ)
    お菓子研究家。日本茶インストラクター。お菓子教室「atelier h」主宰。雑誌や書籍でのレシピ提供、イベントや講習会など幅広く活躍。著書に『まいにち、感動クッキー』(扶桑社)など。https://atelierh.jp/

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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    『まいにち、感動クッキー ていねいなプロセス写真で、はじめてでもおいしくつくれる 』(本間節子・著/扶桑社・刊)

    画像: 冬のごほうびデザート「焼きりんごプリン」のつくり方。旬のりんごを器に!ジューシーな贅沢プリン/お菓子研究家・本間節子さん

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