裁縫道具は軽くて目立つ「赤い工具箱」に入れて
『装苑』などで編集長を務め、現在はフリーのファッションコーディネーターとして活躍する德田民子さん。
裁縫箱として愛用しているのは、赤色が印象的な「ブルーポイント」の持ち手つき工具箱です。

かわいらしい赤色の工具箱を裁縫箱に
「軽くて持ち運びやすいところが気に入っています。2段式なので、細かな裁縫道具も整理しやすいです」
赤色を選んだ理由を尋ねると、「見つけやすいでしょ」と德田さん。
置き場所は決めているものの、家のあちこちで作業をすることが多いため、「あ、そこにある」とひと目でわかるはっきりとした色が便利なのだそう。
こだわりの裁縫道具を拝見
お裁縫箱の中身でまず目を引くのが、ハートモチーフの針山。ハート好きの德田さんが、友人からおみやげとしてもらって大切にしている愛用品です。

「ハート形が大好き」という德田さん
しるしつけはペンシルではなく固形タイプ派、まち針は針山に刺すのではなくマグネットピンクッションを使用。
作業しやすさを考え、使い分けにもこだわりがあります。
コーヒーの煎じかすを入れた手づくり針刺し
一方、ミシン横に置いている針刺しは、針山にしてはやや大きめ。かごの中に、しっかりと乾燥させたコーヒーの煎じかすを詰めて手づくりしたものです。

煎じかすを活用するなど、無駄を出さない工夫も
「コーヒーの煎じかすは、針のさびを防いでくれるんです」
煎じかすに含まれる油分が針の表面に薄い膜をつくり、さびの原因になる水分や酸素が触れにくい環境をつくってくれます。
▼「裁縫箱」と中身を拝見シリーズはこちら
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天然生活2026年1月号では、本記事で裁縫箱を見せてくれたファッションコーディネーター・德田民子さんの「ごちゃごちゃをすっきりさせる工夫」を紹介しています。あわせてお楽しみいただけましたら幸いです。
〈撮影/有賀 傑 取材・文/飯作紫乃〉
德田民子(とくだ・たみこ)
文化出版局『装苑』などのファッション誌の編集長を務め、退職後、フリーのファッションコーディネーターとなる。2009年に夫とともに長野県の安曇野市に移住。近著は『80歳、私らしいシンプルライフ』(幻冬舎)。

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