(『気ままに楽しく! 大人の女ひとり旅』より)
あると役立つ! 旅の七つ道具

旅の七つ道具その1
携帯用食器
旅先で部屋食する場合、あると便利なのが小皿と酒杯です。箸や醤油などの調味料は食品を購入したお店で手に入ることが多いですが、器はそうもいきません。
刺身や寿司を食べるならば、直がけより小皿に入れた醤油をちょっとつけるぐらいがおいしいものですし、日本酒もコップ酒よりおいしく感じます(コップ酒はコップ酒でまた味わいがあるものですが)。

しかし旅の荷物はできるだけ軽くしたい。そこで私は金沢で買った樹脂製の酒杯と小皿を旅用の食器にしています。
樹脂製とはいえ、酒坏は内金箔に菊花を描いた漆器ですし、小皿も月とうさぎの文様がプリントされた木目調の愛らしいもの。これに沖縄で購入したブーゲンビリアが封入されたアクリル製のごく軽い箸置きを加え、京都で見つけた大津袋に入れたワンセットを旅行カバンに忍ばせています。
旅先で買ったものを旅の道具にする。これも私にとってはちょっとした楽しみです。
旅の七つ道具その2
雨具
旅先での急な雨は困りものです。近年、傘の軽量化が進んでバッグに入れやすくなりましたが、最近は突然の豪雨も多く、傘だけでは心もとない状況があります。
ですので、私はポケッタブルパーカーを常備しています。撥水・UVカット機能付きで通年使え、軽量でかさばらず、価格も手頃です。
短期旅行なら天気予報で判断できますが、長旅では事前の準備が旅の成否を分けます。適切な雨具があれば、天候を気にせず快適に旅を続けられるでしょう。
旅の七つ道具その3
非常食
近頃は豪雨や野生動物の影響で列車が突然停止したり、バスが事故渋滞で大幅遅延することが増えました。最悪、一晩足止めされる可能性もあります。
そんな時の備えとして、水のボトルとスナック菓子は常に携帯しています。乗り鉄旅では駅弁を持ち込みますが、短時間移動でもこの基本セットは欠かしません。
この準備は本数の少ない路線で特に威力を発揮します。乗り遅れて何もない駅で長時間待つ際も、おやつがあれば時間を持て余しません。
また、旅先の名物菓子を買えば、列車内で食べなくても宿でのお茶請けや土産になるので無駄になりません。
本記事は『気ままに楽しく! 大人の女ひとり旅』(清流出版)からの抜粋です
〈イラスト/イオクサツキ〉
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門賀美央子(もんが・みおこ)
1971年、大阪府生まれ。フリーランス・ライター、文筆家。著書に『文豪の死に様』(誠文堂新光社)、『死に方がわからない』『老い方がわからない』『繋がり方がわからない』(以上、双葉社)、『この先の、稼ぎ方がわからない。─50歳から考えるお仕事図鑑』(清流出版)など多数。好きなものは旅と猫と酒。





