春の香りで気を巡らせる

春は気が上へ上へと昇ります。上半身のトラブルが出やすい季節です。
イライラしたり、なんとなく落ち着かなかったり、目が痛かったり、うまく眠れず疲れが抜けなかったり。
暖かくなると活動的になりたくなりますが、無理はしすぎず、温かくて消化によい食事をとりましょう。併せて血を補い、春の香りのよい野菜で気を巡らせるとよいでしょう。
みぞれにしたれんこんのお椀に豚肉のつみれを入れて、最後にせりを散らしたおつゆを紹介します。
豚肉で血を補い、れんこんでやさしく胃腸を支え、せりで気の流れをよくします。春は手足や下半身が冷えやすいので、しょうがも加えて体を温めましょう。
「れんこんと豚つみれのおつゆ」のつくり方

材料(つくりやすい分量)
| ● 豚ひき肉 | 100g |
| ● れんこん | 小1節 |
| ● せり | 6~7本 |
| ●A | |
| ・味噌 | 大さじ1/2 |
| ・おろししょうが | 大さじ1/2 |
| ・酒(水でもよい) | 30mL |
| ● 昆布 | 10cm角(またはだし 600mL) |
| ● 塩 | 小さじ1/3 |
| ● 薄口しょうゆ | 大さじ1/2 |
つくり方
1 れんこんはすりおろして、鍋に水600mLに昆布をいれてふやかしておく。
2 豚ひき肉はAを加えて、ねばりが出るまでよく練る。

3 昆布と水の入った鍋を中火にかける。沸騰したら2を丸めて加える。再度沸騰したら、昆布とアクを取り除いて火を弱めて2分ほど火にかける。

4 すりおろしたれんこんを加えて、とろみが出るまで加熱する。塩、薄口しょうゆで味をととのえて、せりを加える。


荒木 典子(あらき・のりこ)
料理家。国際中医薬膳師。青果卸を営んでいた料理上手の祖母と、母の影響で食に関心のある環境で育つ。神戸女学院大学文学部を卒業してフランスへ留学し、帰国後調理師学校にて料理の基礎を学び、調理師免許を取得。その後、上京して料理本の編集者として働いたのち、2007年に料理家として独立。
現在は書籍やテレビの仕事を中心に、企業へのレシピ提供、料理店の監修などの仕事とともに、和食のお料理教室を主催。季節のていねいでシンプルな料理をモットーに、家庭でできる日本料理と洋食などレシピを提案する。また、おせち料理をライフワークとし、ほかにお雑煮の会を主催。著書に『いちばんくわしい 基本のおせち料理』『炊き込みごはん』(ともに成美堂出版)などがある。
インスタグラム:@aranoric
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