• 楽しく育てて、家計の助けにもなる家庭菜園。たった1坪でも、たくさんの種類の野菜を収穫できます。今回は、茨城県筑波山麓の農村で暮らしながら、野菜や米を自給している和田義弥さんに、気軽に野菜づくりを楽しめる1坪菜園」の始め方について聞きました。
    (『天然生活』2025年4月号掲載)

    STEP2 土づくりをしましょう
    準備は土づくりだけ。培養土で代用してもいい

    野菜づくりは土づくりがすべてと和田さん。「植物は根から栄養や水を吸収します。つまり、根が伸びる土がよくないと、野菜はよく育たないのです」

    よい土の条件はこちらの4つ。
    .十分な空気を含む
    .適度な水分を保持して水はけがよい
    .養分が蓄えられて土壌酸度㏗)が適正
    .多様な生物が生息している

    1坪菜園は、土づくりの手間も最小限でOK。あとは必要に応じて追肥をすれば、おいしい野菜が収穫できます。

    土づくりの材料

    土づくりには、以下の表のものを使う。牛ふん堆肥と腐葉土は水はけや通気性、もみ殻くん炭は㏗調整、油かすなどの有機質肥料は養分に。プランターなら有機培養土を使えばよい。

    牛ふん堆肥40~80L
    腐葉土20~50L
    もみ殻くん炭200g程度
    鶏ふん、油かす、米ぬかなど500g程度

    土を耕して材料を加えれば準備完了

     固くしまった土は、最初にスコップで掘ってから、くわで掘り起こす。深さ30cmを目安に石を取り除き、よく耕す。土の塊は細かく砕き、牛ふん堆肥、腐葉土、もみ殻くん炭を入れる。

    画像1: 土を耕して材料を加えれば準備完了

     鶏ふんや油かす、米ぬかなど有機質肥料をまき、元肥(種まきや植えつけ前に施す肥料)とする。ゆっくりと長期間にわたり効果があるが、野菜の生育中に肥料分が足りなくなったら追肥する。

    画像2: 土を耕して材料を加えれば準備完了

     堆肥や肥料を投入した土をよく耕す。土に偏りが生まれないよう、できるだけ均一に耕す。土が枠の高さまでないときは、畑土を足して枠いっぱいまで土を盛る。有機培養土を足してもよい。

    画像3: 土を耕して材料を加えれば準備完了

     くわやレーキを使って土を平らにならし、ふわふわの状態に。土の表面が凸凹していると発芽がそろわない、くぼんだ場所に水がたまるなどの原因に。までを作つけの20日前までに終わらせる。

    画像4: 土を耕して材料を加えれば準備完了


    〈監修/和田義弥 取材・文/工藤千秋 イラスト/はまだなぎさ〉

    和田義弥(わだ・よしひろ)
    フリーライター。1973年生まれ。20~30代にオートバイで世界一周。40代を前に茨城県筑波山麓の農村で暮らし始める。約5反の田畑で米や野菜を自給。ヤギやニワトリを飼い、冬の暖房は100%薪ストーブで賄う自給自足的アウトドアライフを実践中。著書に『育てやすい&たくさんとれる 一坪ミニ菜園入門』(山と溪谷社)などがある。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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