ワゴンケースの中から発掘した「ルチルクォーツ」と「自然銅」

母岩さんのブースにて。数々の標本ケースに心が躍ります
川添 この、積み上げられた標本ケースを一つひとつ見て、掘り出し物を探すのが楽しいんですよねー。
菅沼 今回は、私たちも発掘しましたね。
川添 はい、我々が訪れたのは、アメリカのユタ州からの出展者さんで、毎回、同じ場所にブースを出しているんですよ。どちらかというと化石を多く扱っているんですが、
菅沼 今回は鉱物もたくさんありましたね。ワゴンケースの中に、鉱物の入った小さなケースがたくさん置いてあって。思わず本気モードで黙々と探してしまいましたね。

アメリカ・ユタ州の出展者さんのブースの一画。膨大な量のサメの歯などの化石が、お手頃な価格で並べられています

こちららがサメの歯の化石。子どもも喜びそうです

こんな大きなアンモナイトも、川添はここで以前、「恐竜の糞」の化石を買いました

美しく輝くオパールもたくさんありました
川添 で、今回我々がワゴンの中から発掘した石がこちらです。まずは菅沼さんからどうぞ。

ワゴンケースから発掘した鉱物です。左は川添の「銅」、右は菅沼の「ルチルクォーツ」
菅沼 私は「ルチルクォーツ」を入手しました。
川添 磨いてあるものですが、それだけにきれいに見えます。
菅沼 ルチル、ずっと探してたんですよね。金運がよくなりそうな気がして。

金色の針が交差する、美しいルチルクォーツ

べっこう飴のようにも見えて、おいしそうでもあります

無数の針が美しいです…!そして先端に虹…!
川添 最初、「小っさ!?」って思ってましたが、じっくり見てみるといいですねー、これ。以前、私のルチルクォーツを紹介しましたが、それは母岩なども多く含まれていて、純粋なルチルクォーツ部分の大きさは、菅沼さんのルチルクォーツと同じぐらいかも、という気もしてきました。
菅沼 これは金色の針の色が濃くて、アートのようにさまざまな線が交差している感じが気に入って、手に取りました。よーく見ると私の好きな虹も入ってるんですよ。

右下の方に小さな虹が見えるんです
川添 本当ですね!
菅沼 川添さんの石もよかったですよね。
川添 はい。私が買ったのは「自然銅」です。菅沼さんが見つけてくれたのですが、これを超えるものは結局ワゴンから見つけられず、これを購入しました。

これが自然銅です。その名の通り、自然にこの形で存在する銅の塊です

この丸い塊になっているのは珍しい気がします
菅沼 色がきれいだし、形が面白いですよね。私は、卵黄がついた焼き鳥を想像しましたね。
川添 私はこの角度が、なんだか土下座している人に見えてしまって。
菅沼 確かに!

土下座している姿にしか見えなくなってきました
<撮影/星 亘、川添大輔 参考文献/『楽しい鉱物学』『楽しい鉱物図鑑』(ともに、堀 秀道・著、草思社・刊)、『岩石・鉱物・化石 DVDつき(小学館の図鑑NEO 18)』(荻谷 宏、門馬綱一、大路樹生・監修、小学館・刊)>



