閉館間際に突如現れた、美しく青い石「アパタイト」
菅沼 今回は、外国の出展者のフロアで、前回の新宿ミネラルフェアでお会いした、フランスやセルビアの出展者さんとも再会できてよかったですね。
川添 はい。我々のことを覚えていてくれて、うれしかったです。

新宿のミネラルフェアでお会いしたセルビアの出展者さん「terra crystallis balcania」のKarine
さんと再会!(撮影/Karineさん)
菅沼 その後も、隕石や化石のお店をまわったりして、あっという間に閉館時間となってしまいましたが……。
川添 菅沼さん、最後にきれいな鉱物を買っていましたね。もう、「蛍の光」が流れているさなかに。
菅沼 はい、閉館間際に急いで選んだのがこちらです。

川添 澄んだ青がとてもきれいな鉱物ですね!
菅沼 海のようにも、ガラスのようにも見えますよね。「アパタイト」という鉱物です。
川添 どういった鉱物なんですか?
菅沼 「リン灰石」とも呼ばれる石で、これはマダガスカル産のネオンブルーのアパタイトです。不純物のない美しいものは宝石にも使われるそうですが、本来は割れやすい石みたいですね。
川添 取り扱いには要注意ですね。
菅沼 はい。で、宝石としても扱われる一方で、歯科材料にも使われているそうです。
川添 えっ? 歯を白くしてくれる、あの歯磨き粉と関係あるんですかね?
菅沼 調べたところ、「ハイドロキシアパタイト」という歯磨き粉の成分が鉱物のアパタイトと同じ成分らしいですよ。
川添 へぇ~、そうだったんですねー。それにしても、アパタイトの写真きれいに撮れてますね。
菅沼 写真で見ると肉眼では見えない部分が見えて、また違った魅力が感じられますね。



川添 カメラマンの星さん、今回も撮影ありがとうございました。
星 今回もたくさん撮りました!
川添 そんな星さんにお土産を買ってきましたよ。以前、欲しいといっていたラリマーです。

お土産の「ラリマー」。菅沼がアパタイトを買ったお店で、こんな感じで売られてました。値札は取って撮影しました

ドミニカ共和国で採掘される、海のような色合いの美しい鉱物です。青い部分が少ないのでお手頃価格でした。でも右上の石とか、きれいですよね
星 えっ!? いいんですか?
川添 どーぞ。
星 値札が付いていて生々しいです! これフェイクじゃないですよね!?
菅沼 ラリマーはそれなりのお値段しますからね。
川添 そういわれると、なんとも保証はできないですけど、この不純物が多い部分とかが残ってるあたりが、逆に本物ぽくないですか?
菅沼・星 たしかに!
【編集部追記】後日、星がドミニカ共和国出身の友人に確認したところ、「不純物が多いが本物である」というお墨付きをいただきました。
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▼「美しき鉱物の世界」記事一覧
<撮影/星 亘、川添大輔 参考文献/『楽しい鉱物学』『楽しい鉱物図鑑』(ともに、堀 秀道・著、草思社・刊)、『岩石・鉱物・化石 DVDつき(小学館の図鑑NEO 18)』(荻谷 宏、門馬綱一、大路樹生・監修、小学館・刊)>













