「第34回東京ミネラルショー」に行ってきました!
川添 こんにちは。今回は、多分東京でいちばん大きいと思われる通称「池袋ショー」、え~と正式名は……、
菅沼 「第34回東京ミネラルショー」ですね。
川添 はい、東京ミネラルショー、行ってまいりました!
川添・菅沼 (パチパチパチ!)
菅沼 取材中に素敵なお買い物もできたので、そのご報告も兼ねてお送りしたいと思います。
川添 いやぁ~、いい買い物できましたね。では、よろしくお願いします!

こちらが会場入り口。東京・池袋のサンシャインシティ展示ホールを3フロア使った大規模な会場です
川添 今回のミネラルショーで印象的だったことはありますか?
菅沼 はい。実は先日、編集部の関根さんと天然石ジュエリーの展示会に行ってきたんですが、そこで出会った方に「斎藤さんというすごい方がいる」と教えてもらいまして、まずはそこを訪ねました。
川添 いちばん最初に訪れた「DMTミネラル」さんですね。
菅沼 日本からブラジルに渡って鉱山を買い、石の採掘を始めたというすごい方で、もうお亡くなりになっているのですが、弟さんご夫婦が遺された膨大なコレクションを販売されているということで。
川添 すごい方だったようで、ブースに並んでいる鉱物も見たことがないものがたくさんありましたね。
菅沼 はい。私はこのさつまいものような色合いの石が気になりました。

土砂が固まった礫岩(れきがん)。一見、ボロボロと崩れそうですが、名前の通りカチカチに固まっています
川添 これ、面白かったですね。私は熊本名物の「いきなり団子」を思い出してしまいました。小麦の薄い生地に、さつまいもとあんこが入ったやさしいお味で、おなかがいっぱいになるお菓子なんですよ。
菅沼 おいしそうですね。いろんな小石が埋まっているのもかわいいです。
川添 そうそう、これと同じ種類の石で、「ダイヤモンド」と「金」が含まれているものもあって驚きました。
菅沼 さつまいもの中にお宝が!
川添 その名も「含ダイヤモンド付礫岩(れきがん)」だそうです。説明によると、ブラジルのディアマンティーナ地方の漂砂鉱床で産出される礫岩で、ダイヤモンドやまれに金を含むとのこと。砂や泥などが固まってできた石なんだそうです。

自然金が含まれた礫岩。矢印の部分にご注目ください

こちらはダイヤモンドの結晶が含まれています!
川添 値段は覚えてないですけど、結構高かったですよね、確か。
菅沼 はい、とっても高価だったと思います。
川添 あと、菅沼さん、細長い水晶も見ていましたよね。
菅沼 はい、なんだか、魔法使いが持っているワンドみたいだなーと思って。
川添 英国の某魔法学校の生徒のお話ですね。

ブラジル産の細長い水晶。なんだか魔法が使えそうです
菅沼 川添さんが気になった石はありますか?
川添 石ではないのですが、私が「DMTミネラル」さんで見て印象的だったのがこれです。

これです! その正体は、続きを読んでみてください
菅沼 タッパーの中にいい感じに収まってますね。で、何でしたっけ?これ。
川添 釘です。
菅沼 そうでした! かなり年季が入ってそうですね。
川添 見た感じ釘かな~?と思って聞いたらやっぱり釘でした。なんと、古い帆船に使われていた釘だそうです。ブラジルで木製の船といったら、ポルトガルの大航海時代かも?って気がして、マジかー!ってなりました!
菅沼 けっこう大きかったですよね。
川添 ちょうど、フランクフルトぐらいです。以前、和釘を見たことがありましたけど、これは段違いの大きさです。帆船すごいです!
菅沼 いいものが見れてよかったですね。そういえば「DMTミネラルズ」さんのすぐ近くに、前回取材させていただいた「母岩」さんが出展されていましたね。
川添 驚きましたね。
菅沼 たくさんの標本が積まれていて、つい見入ってしまいました。
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▼母岩さんのお話はこちら
<撮影/星 亘、川添大輔 参考文献/『楽しい鉱物学』『楽しい鉱物図鑑』(ともに、堀 秀道・著、草思社・刊)、『岩石・鉱物・化石 DVDつき(小学館の図鑑NEO 18)』(荻谷 宏、門馬綱一、大路樹生・監修、小学館・刊)>




