風水の視点から、住まいを見直し

春になると、「なんとなく体が重い」「気分がすっきりしない」「やる気が出ない」と感じる人が増えます。季節の変わり目だから仕方がない、と思われがちですが、実は住まいの環境が関係している場合もあるといわれています。
こうした「春のなんとなく不調」を、東洋医学や風水の世界では、季節の変わり目における「気の乱れ」として捉えます。また、中国伝統風水では、住まいは単なる生活空間ではなく「気(エネルギー)が流れる場所」と考えます。
冬の間に溜まった気が停滞すると、人の体や心にも影響が出ると言われています。春は自然界のエネルギーが大きく動く季節。だからこそ、住まいの状態を整えることが、自分自身の気持ちや生活リズムを整えるきっかけになることもあります。
春の不調をやさしくリセットするために、風水の視点から住まいを見直してみましょう。
春先の「なんとなく不調」は、冬に溜まった“陰の気”の影響?
風水では、エネルギーには「陰」と「陽」があると考えます。冬は自然界のエネルギーが静まり、陰の気が強くなる季節です。それに伴い人の暮らしにも影響が現れます。

・日照時間が短くなる
・寒さで窓を閉め切る
・外出が減る
こうした生活が続くことで、住まいの中にも陰の気が溜まりやすくなります。
停滞したエネルギーが「澱み(よどみ)」にもなるのです。
陰の気自体が悪いわけではありません。休息や回復に必要なエネルギーでもあります。ただし、長期間溜まりすぎると、気の流れが滞り、停滞した空気やエネルギーが家の中に残ってしまうのです。
その状態で春を迎えると、本来なら活発になるはずの陽のエネルギーがうまく循環せず、
・体がだるい
・朝起きづらい
・やる気が出ない
・気分が落ち込む
といった「なんとなく不調」として現れることがあります。
春は、万物が芽吹く、新しいエネルギーが入ってくる季節です。だからこそ、冬の間に溜まった陰の気をリセットすることが大切なのです。
〈文/天野千恵里〉

天野千恵里(あまの・ちえり)
一級建築士・風水師。大手ハウスメーカーで設計・インテリア業務に従事後、「住まいで運気を高めたい」という声をきっかけに本場中国伝統風水を学ぶ。25年以上、延べ4000件以上の鑑定実績を持つ。住宅・店舗・オフィスの風水鑑定や設計提案を行い、「運気の流れまで整った空間づくり」に定評がある。現在は初心者から風水師として活動できるレベルまで導く講座も主宰し、環境が人生に与える影響を伝えている。
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