手放すべきは「物」だけではない

片付けというと、多くの人が「物を捨てること」を思い浮かべます。
たとえば、
・使っていない物
・壊れている物
・期限が過ぎた物
これらは、停滞した気を生みやすい代表例です。
しかし、風水では、手放すべきものは物だけではありません。
「物を捨てること」と同じくらい大切なのが、「感情」と「習慣」です。
・いやな思い出がある物を持ち続けている
・義務感だけで続けている習慣がある
・過去の失敗を引きずっている
「情報のゴミ」でいっぱいの状態、こうした状態も気の流れを滞らせる原因になります。
風水では、住まいは住む人の心の状態を映す鏡のようなものだと考えます。家の中に不要な物が多いとき、多くの場合、心の中にも整理されていないものが残っています。
だからこそ、春の片付けは「やさしく手放すこと」が大切です。
無理に捨てる必要はありません。いまの自分に必要かどうかを、静かに見つめてみること。それだけでも、気の流れは変わり始めます。
〈文/天野千恵里〉

天野千恵里(あまの・ちえり)
一級建築士・風水師。大手ハウスメーカーで設計・インテリア業務に従事後、「住まいで運気を高めたい」という声をきっかけに本場中国伝統風水を学ぶ。25年以上、延べ4000件以上の鑑定実績を持つ。住宅・店舗・オフィスの風水鑑定や設計提案を行い、「運気の流れまで整った空間づくり」に定評がある。現在は初心者から風水師として活動できるレベルまで導く講座も主宰し、環境が人生に与える影響を伝えている。
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