• 60代を迎えた料理応援家の本多理恵子さん。子どもも大きくなり、ひとりの時間も増えたといいます。ひとり時間は自分だけの時間。自分を甘やかしながら、うまく手を抜き、息を抜き、無理なく、ちょうどよくでいきましょう。心と体が元気でいるための、食や暮らしにまつわるエッセイ。今回は、「塩辛パスタ」のお話。塩辛と生クリームの相性抜群で、おもてなしにもおすすめです。

    おもてなしにも、手軽なランチにも!
    さっとつくれて、おいしいパスタ

    いかの塩辛と生クリームのふたつだけでつくるパスタです。

    わが家は来客が多く、お酒を飲んでも飲まなくても、必ず料理の最後に炭水化物を用意します。

    遠慮がちで料理にあまり手を付けないお客さまや、おしゃべりに夢中になりすぎて、気がつけばおなかがすいていた、ということもよくあります。

    また、人が集まったときは最後に炭水化物を出すことで、「これで終わり」という暗黙の合図にもなります。

    おもてなし料理にかぎらず、ひとりで軽くすませたいランチや、小腹をすかせた家族が急に帰ってきたときにも、簡単につくれるパスタは重宝します。

    画像: さっとつくれるパスタはさまざまなシーンで活躍します

    さっとつくれるパスタはさまざまなシーンで活躍します

    使うパスタの種類は、そのときの状況により選んでください。

    私はスパゲティが好きなので、長いパスタを使うことが多いのですが、人が集まったときに大皿で出す場合は、ショートパスタのペンネを使います。

    なにしろ大皿で出すときは「とりわけしやすい」ことが大事ですから。

    パスタはどうしても時間がたつとパサつきがちです。そのため、最後に「ゆで汁」を加えてしっとりと仕上げましょう。

    パスタを湯切りする前に、忘れずにゆで汁を少量を取っておきます。もし湯切りをしてしまったときは、炒めながらオリーブオイルをひと回し加えてみましょう。

    画像: ゆで汁を取り忘れたら、オリーブオイルを加えてみてくださいね!

    ゆで汁を取り忘れたら、オリーブオイルを加えてみてくださいね!

    最後はパスタにソースが絡むように少し煮詰めますが、ここでバターを加えるとコクが出ます。

    塩辛は使うものによって塩分が異なるので、火を止める前に弱火にして、味見をしてください。

    味が濃い場合は生クリームかゆで汁を足し、薄い場合は塩辛を足すか、めんつゆで味をととのえます。

    画像: バターを加えるとコクが出る。味が薄い場合は、めんつゆを加えても

    バターを加えるとコクが出る。味が薄い場合は、めんつゆを加えても

    お皿に盛ったら、食べる直前にのりを添えると一段と風味が広がります。

    塩辛がベースというと、独特の味や生臭さが気になると思われがちですが、生クリームとの相性もよく、お子さまにも喜んで食べてもらえる味付けです。

    火が通った塩辛のいかはコリコリとした食感も楽しく、小さく切ってあるので食べやすいのもうれしいポイントです。

    人が来てもさっとつくれて大好評の「わが家のほめられレシピ」です。ぜひお試しください。

    画像: 余ったソースをパンにつけていただくのも、個人的に激推しです

    余ったソースをパンにつけていただくのも、個人的に激推しです

    塩辛パスタのつくり方

    画像: 塩辛パスタのつくり方

    材料(1人分)

    ● お好きなパスタ(乾燥)80g
    ● いかの塩辛50g(3個パックのものは1個使用)
    ● 生クリーム大さじ2
    画像: 材料(1人分)

    つくり方

     鍋に湯を沸かし、塩(分量外)を入れて、パスタを袋の表示どおりゆでる。

     フライパンに塩辛と生クリームを入れて中火で加熱し、まわりがふつふつしてきたら、を加える。

    画像1: つくり方
    画像2: つくり方

     にパスタのゆで汁(大さじ2程度)、またはオリーブオイル(小さじ2程度)を加えて、軽くとろみがつくまで煮詰める。

    画像3: つくり方
    画像4: つくり方

     皿に盛り、お好みでのりを添えて完成。



    本多理恵子(ほんだ・りえこ)
    料理応援家。1冊目の著書『料理が苦痛だ』(自由国民社)で2018年料理本大賞エッセイ部門を受賞。鎌倉のアトリエで「見るだけ料理教室」を主宰し、全国から累計13000人以上が参加する人気料理教室に(現在は場所が移転)。「ときには料理をやめていい」「面倒なことはしない」と、料理をメンタル面からサポートする考え方が人気を集め、各種メディアにも多く出演。著書に『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 』(KADOKAWA)、『おもてなしが疲れる: いつもの料理で人を招く』(平凡社)、『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ!』(清流出版)、『ごはんづくりの絶望に寄り添うレシピ』(エムディエヌコーポレーション)、『50歳からのひとりごはん』(集英社)などがある。

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    ● Voicy:@cafe.rietta
    ● ブログ:https://ameblo.jp/caferietta/

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