器の小さな欠けに漆を塗る。梅雨から夏の漆始め/金継ぎ師・黒田雪子さん
漆が固まりやすいのは、湿度が高い季節です。漆塗りがはかどるこの時季に、器の簡単なメンテナンスを始めませんか。金継ぎ師の黒田雪子さんに、漆になじむための簡単な方法を教えていただきました。
(『天然生活』2020年7月号掲載)
梅雨から夏の漆始め
欠けた器を繕う「金継ぎ」に興味があるけれど、材料も道具も多塗りますくて難しそう......と感じている人に。金継ぎ師の黒田雪子さんが、まずは漆になじむための、簡単な方法を教えてくれました。
陶製の器のごく小さな欠けや傷ならば、「天然の漆に顔料を混ぜた色漆を塗っておくのはどうでしょうか。欠けたままでいるよりは遊び心もあるし、汚れも防げます。
ポイント...