“終活”はしないと決めた72歳の料理家が「子どもに伝えたい」唯一の願い/料理家・足立洋子さんの「70代の台所」
72歳、ひとり暮らしの料理家・足立洋子さん。53歳で夫が急逝、寂しさをいやしてふたたび前を向けるようになった50代、料理家としての活躍の場を広げた60代を経て、70代に突入。老いの不安や悩みを抱えながらも好奇心いっぱいに、ひとり暮らしを前向きに楽しんでいます。そんな足立さんですが、「終活はしない」と決めているそう。等身大の暮らしを綴った『さあ、なに食べよう? 70代の台所』(扶桑社)より、子どもたちに伝えたい唯一のことについて、抜粋してお届けします。