『天然生活』誌上に、2012年11月号から2014年3月号まで掲載された、人気連載「松田美智子の季節の仕事」。その中から、「ふきのとう」を取り上げた記事を紹介します。今回は、「ふき味噌」を使って「豚肉のグリル」つくります。
(『天然生活』2013年3月号掲載)
(『天然生活』2013年3月号掲載)
苦味が旨味 松田美智子
ふき味噌を使って 豚肉のふき味噌グリル
豚のうま味の甘味と、ふき味噌のほろ苦味が、実によく合います。ふき味噌をたっぷりぬって焼くことで、豚肉がやわらかくなる利点も。
材料(2人分)
● 豚肩ロース肉(1.5cm厚さ) | 2枚 |
● A | |
・酒 | 大さじ2 |
・しょうゆ | 大さじ1 |
・しょうがのしぼり汁 | 小さじ1 |
● れんこん | 5cm長さ |
● ふき味噌 | 大さじ2 |
● オリーブオイル | 大さじ1 |
● 揚げ油 | 適宜 |
つくり方
1 豚肉は焼き縮まないよう、脂肪と筋の部分に数カ所、切り込みを入れる。Aを合わせた中に15分漬けて下味をつける。
2 れんこんは皮をむいて薄い乱切りにし、水にさらす。ふき味噌にオリーブオイルを加え混ぜる。
3 1の豚肉の汁けをぬぐい、十分に熱した魚焼きグリルで5分焼き、上に2のふき味噌をぬり、さらに5分焼き、火を止める。庫内にそのまま2~3分置き、余熱で肉汁をまわす。
4 れんこんはキッチンペーパーなどで水けを押さえ、さっと素揚げする。
5 器に切り分けた豚肉を盛り、れんこんの素揚げを添える。
<料理/松田美智子 撮影/川村 隆 取材・文/小松宏子>
松田美智子(まつだ・みちこ)
日本料理をベースにした家庭料理の教室を主宰。鎌倉で育った子ども時代から身近だった四季の保存食づくりをベースに、現代の生活でも無理なくできる、季節の食の楽しみを提案。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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