(『修道院のお菓子』より)
スペイン人は大のプリン好き。
家庭ではもちろん、どこのお店でもホームメイドの濃厚なおいしいプリンが食べられます。
修道女のプリンは格別においしいといわれていますが、残念ながら販売している修道院に出合ったことがありません。
このレシピは、友人のおばあちゃんが、修道女から伝授されたものです。
修道女の「Flan(プリン)」のつくり方
材料(プリン型 4~5個分)
● 卵(Lサイズ) | 2個 |
● 牛乳 | 200ml |
● グラニュー糖 | 大さじ3 |
● レモン(国産)の皮のすりおろし | 少々 |
● バター(型用) | 少々 |
〈キャラメルソース〉 | |
・グラニュー糖 | 大さじ3 |
つくり方
1 型にバターをぬる。オーブンは170℃に温める。湯を沸かしておく。
2 キャラメルソースをつくる。鍋にグラニュー糖と水大さじ2(分量外)を入れて火にかけ、キャラメル色になり煙が出てきたら火を止め、水大さじ2(分量外)を加えて、型に流す。
3 牛乳を沸騰直前まで温める。
4 卵を溶き、グラニュー糖を混ぜる。3を注ぎ、レモンの皮を加えて混ぜる。
5 4をこしながら2の型に注ぎ入れ、天板に並べる。天板に湯をはり、170℃のオーブンで15~20分、蒸し焼きにする。
6 粗熱をとり、冷蔵庫で冷やし、型から外す。
<撮影/清水奈緒 スタイリング/大谷マキ>
丸山久美(まるやま・くみ)
料理家。東京生まれ。スペイン家庭料理教室「Mi Mesa」主宰。アメリカ留学後、ツアーコンダクターとして世界各地をまわる。1986年からスペインのマドリードに14年滞在。現地の料理教室に通いながら、家庭料理を学ぶ。この間に、修道院めぐりを始める。帰国後、スペインの家庭料理をベースにしたレシピを紹介。著書に『家庭でつくれるスペイン料理』(河出書房新社)、『週末はパエリャ名人』(文化出版局)、『ひんやりスープ』(誠文堂新光社)など。2020年2月に『修道院のお菓子』が扶桑社より復刊。
https://www.k-maruyama.com/